Written by Yasusu

【解説付き】システムエンジニアに必要なスキル4選【元SEの視点】

システムエンジニア

SEになりたい人「システムエンジニアに必要なスキルってなんだろう。SEとして働くには、どんなスキルを身に付けておけば良いのか知りたい。」

SE歴10年の自分が解説します。

っと偉そうにできるほど、優秀なシステムエンジニアではないのですが。10年働いた経験があり、どんなスキルが役立つか、そのスキルが仕事でどう生きるか、そしてSEのキャリアについて、リアルな話ができるでしょう。

少しでも参考になれば幸いです。

目次

自身の経歴をお伝えすると「新卒で国内最大手SIer」→「システムエンジニア10年」→「ニート3年」→「派遣で末端SIer」→「システムオペレーター5ヶ月」→「フリーランス」です。

SEのことならお任せください。(`・ω・´)ゞ

システムエンジニアに必要なスキル4選!

SEに必要なスキル4つがこちら。

  • コミュニケーション:★★★(超重要)
  • マネジメント   :★★☆(重要)
  • リーダーシップ  :★★☆(重要)
  • ロジカルシンキング:★☆☆(やや重要)

まず、システムエンジニアの資格は存在しないため、SEはノースキルでも務まる職業といえます。その上で4つのスキルは、仕事をするときに役立つもの。必須ではなく、経験で身に付けていくものです。

SEスキル①:コミュニケーション

SEに必要度:★★★★★(超重要)

自分は「SEは話せれば何とかなる」と、本気で考えています。実際、システムエンジニアとして10年間やってこられたのは、コミュニケーションで切り抜けてきたところが大きいです。

SEは調整ごとが多い

システムエンジニアは、顧客とプログラマーの間で動き、双方の合意を得ながら、システム開発を推進します。他にもお偉いさんから関連チームまで、とにかく調整ごとが多く、コミュニケーションスキルが重要です。

コミュニケーションスキルがあれば、他のスキルが劣っていても大丈夫。IT技術や専門分野については、プロフェッショナルを頼れば良いからです。ただ、その協力を得るにも、コミュ力が必要となってきます。

SEスキル②:マネジメント

SEに必要度:★★★★☆(重要)

システムエンジニアの仕事は、マネジメント系が多いです。自分のタスクだけでなく、プロジェクトやチーム全体のスケジュールや課題を把握しながら、納期までにシステム開発を完遂することがミッションとなります。

SEは旗振り役

SEは周りを先導する旗振り役で、システム開発の全責任を負います。例えば、顧客・プログラマー・技術者など、関係者起因でスケジュールが遅れても、SEのマネジメント不足。そんな立場です。

SEスキル③:リーダーシップ

SEに必要度:★★★★☆(重要)

SEにはマネジメントと同じくらい、リーダーシップのスキルを求められます。旗振り役ではあるものの、一人でずんずん進んでも意味はなく、周りがしっかりついてくるリーダーであることが重要です。

SEスキル④:ロジカルシンキング

SEに必要度:★★★☆☆(やや重要)

システムエンジニアには、ロジカルシンキング(論理的思考力)が必要とよく言われます。実際、自分が新人研修を終えて、先輩から渡されたのが「ロジカルシンキング」という一冊の本でした。

なぜ必要なのかは…

  • システム開発で用いる
  • 対人調整で用いる

主にこの2つです。

システム開発では、物事を論理立てて矛盾なく組み立てないと、あとで破綻することがあるからです。つくってみたけどダメだった!の影響が大きすぎるので、初めからロジカルに考えることが求められます。

もう1つは対人調整です。人を動かすには、簡潔でわかりやすく、筋が通った論理的な説明がポイント。資料をつくるときはもちろん、プレゼンや打ち合わせでも必要なスキルです。

ここまでの内容をおさらいすると…

SEに必要なスキル

  • コミュニケーション:★★★(超重要)
  • マネジメント   :★★☆(重要)
  • リーダーシップ  :★★☆(重要)
  • ロジカルシンキング:★☆☆(やや重要)

システムエンジニアはスキルよりも経験!

さて、システムエンジニアに必要なスキルをみてきたのですが、そのほとんどが経験で身に付くスキルであることにお気づきでしょうか。

なぜ文系卒でSEになれるのか

システムエンジニアは文系卒も多いです。自身の新卒時代をふりかえると、同期500名の4割から5割は文系卒でした。その理由は、IT技術や専門知識がなくても、大学時代の経験が生きると判断されているからです。

もっと具体的にすると…

  • アルバイトで接客を経験
  • インターンで後輩を指導
  • サークル活動のリーダー
  • イベントを企画して実行
  • 計画を立て海外を旅する

などなど。

システムエンジニアの仕事は、スキルより経験が生きます。よく比較対象に挙がるプログラマーは、経験も必要ですが、スキルがないと仕事ができません。違いは【徹底比較】システムエンジニアとプログラマーの違い【元SEの視点】にまとめてみました。

その他の勉強方法は…

  • 本を一冊読む
  • 研修を受ける

体系的に知識習得するのに便利です。

本はAmazonの「人気ランキング」や、「Kindle Unlimited」の読み放題で探すと良いでしょう。研修は高額なので、入社してから会社のお金で受けるのがおすすめ。自身も10万以上の研修を受けさせていただきました。

最後に注意事項です。資格は就職活動で役立ちますが、実践ではほぼ役立ちません。そのため、就活目的なら良いものの、スキル習得目的では微妙です。詳しくは【元SEの結論】システムエンジニアに資格は必要?【キャリアで失敗】をご覧ください。

おさらいすると…

SEはスキルより経験が重要

  • アルバイト  → コミュ力
  • 後輩指導   → マネジメント
  • サークル代表 → リーダーシップ
  • イベント企画 → ロジカルシンキング
  • 海外一人旅  → いろいろ

これらは一例です。自身はアルバイト経験(リゾートホテル、アパレル、本屋など)をアピールして、国内最大手のSIerに通りました。一浪一留のポンコツ学生が奇跡を起こした瞬間です。

システムエンジニアのキャリアを考える!

SEになる人へのメッセージです。

システムエンジニアに必要なスキルは、ビジネスパーソンとして役立つものばかり。それが仕事を通じて身に付く、磨けることを考えると、SEの仕事はとても魅力的です。

ただ、独立して気付いたのは…

  • コミュ力が高くても稼げない
  • マネジメントができても稼げない
  • リーダーシップがあっても稼げない
  • ロジカルシンキングができても稼げない

厳密には稼ぎにくいが正しいです。

システムエンジニアで身に付くスキルは、会社では役立つものの、個人で稼ぐにはやや不向き。むしろ、個人で稼ぐならプログラミングスキル、IT技術や専門知識がある方が有利です。

つまり、将来的に独立するのであれば、システムエンジニアよりプログラマーとして働き、プログラミングスキルを身に付けた方が良いこともあります。会社員で生きるか、フリーランスで生きるか、キャリアを考えておきましょう。

SEの将来性はこちら


以上、

システムエンジニアのスキルについてでした。SEに必要なスキル、SEで身に付くスキルは、会社員やビジネスパーソンで役立つものばかり。ただ、個人で稼ぐコアスキルにはなりにくく、それだけだと独立するのは難しいです。

自身は10年間、流されるままSEとして働きましたが、もっと早くからプログラミングやマーケティングなど、個人で稼ぎやすいスキルを身に付けておくべきだったと実感しています。

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