【考察】SEから公務員にならなかった3つの理由【選択肢を持とう】

将来が不安なSEさん

システムエンジニアから公務員になれるのだろうか。このままSEを続けても、将来像は先輩や上司のイメージだし不安だな。公務員は年齢制限があると聞くから、今から目指すべきか悩んでいる。

こんな人向けに書いてみました。

自身はシステムエンジニアとして10年働き、何度か公務員を目指すかを考えたものの、最終的には公務員ではなく、フリーランスの道を選びました。その一方で仲の良かった同期には、2人ほどSEから公務員になった人がいます。

SEが公務員を目指す理由

  1. 早く帰りたい、定時退社したい
  2. 地元に戻りたい、両親が気になる
  3. 仕事がつまらない、ITに興味がない

この辺があるあるではないでしょうか。

1は自分がよく考えていた理由です。2は同期Tくんが公務員になった理由で、3は同期Mくんが公務員になった理由になります。これらのパターンを踏まえ、公務員を目指すべき人と、そうでない人について考察してみました。

やすす

SE歴10年の視点から公務員への転職について考えてみました。少しでも参考になれば幸いです。

目次

SEから公務員にならなかった理由!

自身はシステムエンジニアから公務員へ、何度かキャリアチェンジを考えたものの、その度にSEを続ける道を選び、公務員にはなりませんでした。

その3つの理由がこちら。

  • 試験勉強が大変
  • 給料がダウンする
  • 自由度は変わらない

1つずつ詳しくみていきます。

仕事しながら試験勉強できるか

公務員断念度:★★★☆☆(影響中)

システムエンジニアに限らず、公務員になるには公務員試験を通過する必要があり、これが大きな障壁となります。というのも、仕事しながら試験勉強しなければならないからです。

ただ、自身が公務員になりたい!と感じるのは、決まって仕事が忙しいとき。早く帰りたいという気持ちから、公務員になれば帰れるのに!と考えつつも、勉強時間が取れないという理由で諦めるパターンです。

本気なら受験から始める

同期のMくんはお試し受験で、あと一歩のところまでいき、翌年合格しました。本気で公務員を目指すなら、彼のように試験→勉強でトライするのがおすすめです。お金は掛かるものの、勉強前の挫折を避けれます。

給料ダウンを受け入れられるか

公務員断念度:★★★★☆(影響大)

SEから公務員になると、給料が下がるケースがあります。特に大企業でシステムエンジニアをしている場合、ほとんどの人は年収がダウンするため、これを受け入れられるかもポイントです。

平均年収の目安

  • 大企業SE :800万〜1,000万
  • 中小企業SE:500万〜700万
  • 零細企業SE:300万〜400万
  • 公務員   :650万前後

給料が下がるのに公務員を目指す!と固く決意できる人は、相応の理由がないと勉強のモチベーションが保てないでしょう。意思の弱い自分には、圧倒的にムリでした。

自由度は変わらないのが真実

公務員断念度:★★★★★(影響特大)

自身がSEから公務員にならなかった最大の理由は、自由度が変わらないと考えたからです。会社員で働くのも、公務員で働くのも、勤め先が変わるだけで大きな違いはありません。

自由を選ぶならフリーランス

仕事内容、働く時間、働く場所など、全てを自由に決めたいのなら、フリーランスになるのが確実です。ただ、安定を捨てることになるため、一長一短でもあります。

SEから公務員になるメリデメとは?

SEから公務員になるメリデメとは…

メリット

  • 安定感がアップする
  • 地元に貢献できる

デメリット

  • スキルが身に付かない
  • 副業に制限がかかる

システムエンジニアから公務員になる最大のメリットは、安定感がアップすることです。また、生まれ育った故郷で採用されれば、地元に貢献することもできるでしょう。

その一方でITスキルが身に付くなど、仕事を通じて自己成長するのが難しくなります。また、副業に制限がかかることや、意外と残業が多いところも注意です。

親友Wくんの残業話

親友のWくんから、公務員の残業やブラックっぽい話を、何度も聞いており、公務員なのに大変だなと感じたことがあります。そのため、公務員だから定時退社という考えで、キャリアチェンジするのは少々危険です。

SEから公務員になるまでの道のり!

SEから公務員への道のりは…

  1. どこで働くかを決める
  2. 受験資格を確認する
  3. 試験に申し込む
  4. 試験勉強する
  5. 本番試験に挑む

こんな流れになります。

地方自治体によって受験資格が異なるため、まずはどこで働くか決めましょう。その後は試験に申し込んでしまうのがGood。締切効果を利用して、強引にでも勉強を進めないと、仕事しながら合格するのは至難です。

公務員試験の年齢制限(例)

公務員試験は年齢制限があります。

いくつか調べてみたところ…

令和3年度の一般行政職

  • 千葉県A → 平成3年4月2日〜
  • 千葉県B → 昭和61年4月2日〜
  • 埼玉県 → 平成3年4月2日〜
  • 滋賀県 → 昭和62年4月2日〜
  • 志木市 → 平成3年4月2日〜
  • 草津市 → 平成8年4月2日〜

こんな感じでした。

もっとも幅が広いところが滋賀県で35歳まで受験可能。もっとも多かったのは平成3年生まれ、30歳まで受験可能としている地方自治体です。公務員の年齢制限は、30歳が一つの目安になるでしょう。

民間経験者採用について

一般枠ではなく、民間経験者採用(社会人枠)で、公務員を目指すこともできます。システムエンジニアは、情報・IT・デジタルの関連職種に応募可能です。

民間経験者採用のメリット

  • 年齢制限がゆるくなる
  • 筆記試験の比重が下がる
  • ITスキルが評価される
  • 職務経験が評価される

民間経験者採用のデメリット

  • 自治体が限られている
  • 募集人数が少なくなる
  • 高倍率で競争が激しい

筆記試験の比重が下がるとはいえ、得点は高い方がGoodです。民間経験者採用は、一般採用より高倍率になりやすく、合格ラインが上がるケースもあります。

社会人枠でも試験勉強は必須です。

SEから公務員以外の選択肢もある?

自分のように試験勉強に耐えられない!モチベーションが保てない!という人は、公務員以外の選択肢を考えてみましょう。

システムエンジニアで今抱えている悩みは、公務員への転職以外にも解決方法があります。そこに気づくだけでも、少しは気持ちが軽くなるはずです。

SEから公務員以外の選択肢

  • 早く帰りたい   → 社内SE
  • 地元に戻りたい  → フリーランス
  • 仕事がつまらない → 人生を取り戻す

選択肢が多いほど、余裕が生まれます。

SEで早く帰りたい人

早く帰りたいという悩みなら、社内SEに転職するのもあり。社内SEは顧客相手の仕事ではないため、残業が発生しにくいのがメリットです。

SEで地元に戻りたい人

地元に戻りたい人は、フリーランスを考えてみてはいかがでしょうか。自身がこの道を選んだのは、働く場所や時間をコントロールできるから。田舎暮らしも家族との夕食も実現できました。

スキルをお持ちの方へ

システムエンジニアとして経験を積んでおり、一定のスキルがあるなら、個人で仕事を受けることも可能です。フリーランス向けの案件は年々増えており、活躍の場は広がっています。

» フリーランスSEのおすすめエージェント

SEで仕事がつまらない人

仕事がつまらないと感じている人は、新しい挑戦するタイミングなのかもしれません。まだ、意識改革できそうなら、以下の3つをおすすめします。

  • 自己成長に完全コミットする
  • 会社は使って使って使い倒す
  • 会社への依存度ゼロを目指す

興味のある人はこちらをどうぞ。
(社畜の気づきをまとめています)

やすす

プロにキャリア相談するのも方法の1つです。POSIWILL CAREERのキャリアコーチングを受けつつ、どう生きたいか、頭をスッキリさせれば、明日への活力も湧いてくるでしょう。


以上、

SEから公務員にならなかった3つの理由でした。自身はSEで働くのも、公務員で働くのも自由度は変わらないという理由で、フリーランスの道を選びました。

その結果「時間」と「場所」に縛られない、自由なワークスタイルを手に入れ、楽しい人生が戻ってきました。何より毎日ストレスフリーなのが幸せです。

最後におさらいすると…

SEから公務員以外の選択肢

  • 早く帰りたい   → 社内SE
  • 地元に戻りたい  → フリーランス
  • 仕事がつまらない → 人生を取り戻す
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