【考察】SEから公務員にならなかった3つの理由【選択肢を持とう】

将来が不安なSEさん「システムエンジニアから公務員になれるのだろうか。このままSEを続けても、将来像は先輩や上司のイメージだし不安だな。公務員は年齢制限があると聞くから、今から目指すべきか悩んでいる。」
こんな人向けに書いてみました。
自身はシステムエンジニアとして10年働き、何度か公務員を目指すかを考えたものの、最終的には公務員ではなく、フリーランスの道を選びました。その一方で仲の良かった同期には、2人ほどSEから公務員になった人がいます。
SEが公務員を目指す理由
- 早く帰りたい、定時退社したい
- 地元に戻りたい、両親が気になる
- 仕事がつまらない、ITに興味がない
この辺があるあるではないでしょうか。
1は自分がよく考えていた理由です。2は同期Tくんが公務員になった理由で、3は同期Mくんが公務員になった理由になります。これらのパターンを踏まえ、公務員を目指すべき人と、そうでない人について考察してみました。
目次
自身の経歴
SEのリアルをお届けします。(`・ω・´)ゞ
SEから公務員にならなかった理由!

自身はシステムエンジニアから公務員へ、何度かキャリアチェンジを考えたものの、その度にSEを続ける道を選び、公務員にはなりませんでした。
その3つの理由がこちら。
- 試験勉強が大変
- 給料がダウンする
- 自由度は変わらない
1つずつ詳しくみていきます。
仕事しながら試験勉強できるか
システムエンジニアに限らず、公務員になるには公務員試験を通過する必要があり、これが大きな障壁となります。というのも、仕事しながら試験勉強しなければならないからです。
ただ、自身が公務員になりたい!と感じるのは、決まって仕事が忙しいとき。早く帰りたいという気持ちから、公務員になれば帰れるのに!と考えつつも、勉強時間が取れないという理由で諦めるパターンです。
本気なら受験から始める
給料ダウンを受け入れられるか

SEから公務員になると、給料が下がるケースがあります。特に大企業でシステムエンジニアをしている場合、ほとんどの人は年収がダウンするため、これを受け入れられるかもポイントです。
平均年収の目安
- 大企業SE :800万〜1,000万
- 中小企業SE:500万〜700万
- 零細企業SE:300万〜400万
- 公務員 :650万前後
給料が下がるのに公務員を目指す!と固く決意できる人は、相応の理由がないと勉強のモチベーションが保てないでしょう。意思の弱い自分には、圧倒的にムリでした。
自由度は変わらないのが真実
自身がSEから公務員にならなかった最大の理由は、自由度が変わらないと考えたからです。会社員で働くのも、公務員で働くのも、勤め先が変わるだけで大きな違いはありません。
自由を選ぶならフリーランス
SEから公務員になるメリデメとは?

SEから公務員になるメリデメとは…
メリット
- 安定感がアップする
- 地元に貢献できる
デメリット
- スキルが身に付かない
- 副業に制限がかかる
システムエンジニアから公務員になる最大のメリットは、安定感がアップすることです。また、生まれ育った故郷で採用されれば、地元に貢献することもできるでしょう。
その一方でITスキルが身に付くなど、仕事を通じて自己成長するのが難しくなります。また、副業に制限がかかることや、意外と残業が多いところも注意です。
親友Wくんの残業話
SEから公務員になるまでの道のり!

SEから公務員への道のりは…
- どこで働くかを決める
- 受験資格を確認する
- 試験に申し込む
- 試験勉強する
- 本番試験に挑む
こんな流れになります。
地方自治体によって受験資格が異なるため、まずはどこで働くか決めましょう。その後は試験に申し込んでしまうのがGood。締切効果を利用して、強引にでも勉強を進めないと、仕事しながら合格するのは至難です。
公務員試験の年齢制限(例)

公務員試験は年齢制限があります。
いくつか調べてみたところ…
令和3年度の一般行政職
- 千葉県A → 平成3年4月2日〜
- 千葉県B → 昭和61年4月2日〜
- 埼玉県 → 平成3年4月2日〜
- 滋賀県 → 昭和62年4月2日〜
- 志木市 → 平成3年4月2日〜
- 草津市 → 平成8年4月2日〜
こんな感じでした。
もっとも幅が広いところが滋賀県で35歳まで受験可能。もっとも多かったのは平成3年生まれ、30歳まで受験可能としている地方自治体です。公務員の年齢制限は、30歳が一つの目安になるでしょう。
民間経験者採用について
一般枠ではなく、民間経験者採用(社会人枠)で、公務員を目指すこともできます。システムエンジニアは、情報・IT・デジタル
の関連職種に応募可能です。
民間経験者採用のメリット
- 年齢制限がゆるくなる
- 筆記試験の比重が下がる
- ITスキルが評価される
- 職務経験が評価される
民間経験者採用のデメリット
- 自治体が限られている
- 募集人数が少なくなる
- 高倍率で競争が激しい
筆記試験の比重が下がるとはいえ、得点は高い方がGoodです。民間経験者採用は、一般採用より高倍率になりやすく、合格ラインが上がるケースもあります。
社会人枠でも試験勉強は必須です。
SEから公務員以外の選択肢もある?

自分のように試験勉強に耐えられない!モチベーションが保てない!という人は、公務員以外の選択肢を考えてみましょう。
システムエンジニアで今抱えている悩みは、公務員への転職以外にも解決方法があります。そこに気づくだけでも、少しは気持ちが軽くなるはずです。
SEから公務員以外の選択肢
- 早く帰りたい → 社内SE
- 地元に戻りたい → フリーランス
- 仕事がつまらない → 人生を取り戻す
選択肢が多いほど、余裕が生まれます。
SEで早く帰りたい人
早く帰りたいという悩みなら、社内SEに転職するのもあり。社内SEは顧客相手の仕事ではないため、残業が発生しにくいのがメリットです。
SEで地元に戻りたい人
地元に戻りたい人は、フリーランスを考えてみてはいかがでしょうか。自身がこの道を選んだのは、働く場所や時間をコントロールできるから。田舎暮らしも家族との夕食も実現できました。
スキルをお持ちの方へ
SEで仕事がつまらない人
仕事がつまらないと感じている人は、新しい挑戦するタイミングなのかもしれません。まだ、意識改革できそうなら、以下の3つをおすすめします。
- 自己成長に完全コミットする
- 会社は使って使って使い倒す
- 会社への依存度ゼロを目指す
興味のある人はこちらをどうぞ。
(社畜の気づきをまとめています)
【解説】なぜ会社員がつまらないのか?10年戦士が語る【対処法あり】
「仕事にやりがいどころか、興味すら持てない。満員電車に揺られ、上司からの無茶振りに応え、取引先にはペコペコ。どうしたら良いのだろう。」
プロにキャリア相談するのも方法の1つです。POSIWILL CAREERのキャリアコーチングを受けつつ、どう生きたいか、頭をスッキリさせれば、明日への活力も湧いてくるでしょう。
以上、
SEから公務員にならなかった3つの理由でした。自身はSEで働くのも、公務員で働くのも自由度は変わらないという理由で、フリーランスの道を選びました。
その結果「時間」と「場所」に縛られない、自由なワークスタイルを手に入れ、楽しい人生が戻ってきました。何より毎日ストレスフリーなのが幸せです。
最後におさらいすると…
SEから公務員以外の選択肢
- 早く帰りたい → 社内SE
- 地元に戻りたい → フリーランス
- 仕事がつまらない → 人生を取り戻す
個人的にはフリーランスを推します♪