Written by Yasusu

【まとめ】システムエンジニアとインフラエンジニアの違い【SE視点】

SYSTEM ENGINEER

エンジニアになりたい人「システムエンジニアとインフランジニアは何が違うんだろう。それぞれの仕事内容や給料、キャリアパスなどを知った上で、どちらを目指すか考えたい。」

こんな人向けに書いてみました。

  • システムエンジニアは仕組みをつくる
  • インフラエンジニアは土台をつくる

ざっくりこんなイメージになります。システムエンジニアは仕組み(サービス、アプリケーションなど)をつくる人、インフラエンジニアはそれを動かす土台(サーバ、ネットワークなど)をつくる人です。

自分はシステムエンジニアとして10年働き、これまでに多くのインフラエンジニアと一緒に仕事をしてきました。その経験を踏まえ、それぞれの違いを元SE視点でまとめております。

目次

自身の経歴をお伝えすると「新卒で国内最大手SIer」→「システムエンジニア10年」→「ニート3年」→「派遣で末端SIer」→「システムオペレーター5ヶ月」→「フリーランス」です。

IT業界に精通しております。(`・ω・´)ゞ

SEとインフラエンジニアの仕事

仕事内容の違いです。

  • SE   → システムの設計図をつくる
  • インフラ → システムの環境をつくる

システムエンジニアの仕事は、どんなシステムをつくるか、その全体構成や仕組みを考えて、システムの設計図をつくること。また、システム開発の統括責任者になるのが一般的です。

一方、インフラエンジニアの仕事は、システムエンジニアがつくる設計図をもとに、システムの環境をつくるのがミッション。ITインフラと呼ばれる基盤部分を担当します。

ITインフラストラクチャ
ITインフラストラクチャは、ITサービスの基盤となる、一連の情報技術(IT)の構成要素として広く定義される。通常は物理的構成要素(コンピューターとネットワークハードウェアと設備)のことを指すが、さまざまなソフトウェアとネットワークの構成要素を指すこともある。
by: ウィキペディア(Wikipedia)

システムエンジニアの仕事

  • 要件定義:顧客要件をヒアリングする
  • 設計  :システムの設計図をつくる
  • 製造  :プログラマーに説明・依頼
  • 試験  :要件通りに動くか確認する
  • リリース:完成したシステムを動かす

上位以外にシステム開発の旗振りもSEの仕事です。顧客調整、プロジェクト内調整、スケジュール管理、課題管理など、マネジメント系の仕事をすべて任されます。

SEとPGの違いはこちら

インフラエンジニアの仕事

  • インフラ設計図をつくる
  • インフラ資材を調達する
  • システムの試験環境をつくる
  • システムの本番環境をつくる

超巨大な自作パソコンをつくるイメージです。サーバのスペックを考えたり、ネットワークの通信経路を決めたり、データベースを用意するなど。インフラ設計図をつくり、必要な資材を調達して、システムの環境を整えます。

SEとインフラエンジニアの給料

給料の違いです。

  • SE   → 平均年収550万くらい
  • インフラ → 平均年収500万くらい

インフラエンジニアよりシステムエンジニアの方が年収が高いようです。ただ、どちらも全体平均の450万より高く、年収が高めであることがわかります。

年収差に疑問あり

自分が働いていた会社では、システムエンジニアとインフラエンジニアの扱いは全く同等で、給料の違いはありませんでした。どちらかというと、インフラエンジニアの人数が少なく、人材のレアリティは高かったです。

個人的な観点になりますが、システムエンジニアとインフラエンジニアの年収差は、残業時間の大小ではないかと考えています。SEは顧客対応をはじめ、調整業務が多く、突発的な残業が発生しやすいです。

こちらも良かったらどうぞ

SEとインフラエンジニアのスキル

スキルの違いです。

システムエンジニアとインフランデンジニアは、それぞれどんなスキルが求められるのか、どんな資格を持っていると良いか、どんな人が向いているかを見ていきます。

項目 システムエンジニア インフラエンジニア
スキル コミュニケーション力
マネジメント力
リーダーシップ
IT技術知識
IT専門知識
プログラミング
資格 基本情報技術者
応用情報技術者
PMP
ネットワークスペシャリスト
データベーススペシャリスト
AWS認定
分類 ゼネラリスト スペシャリスト

システムエンジニアには、広く浅くのIT知識と、システム開発を進めていく、コミュニケーション力やマネジメント力、そして周りを巻き込んでいくリーダーシップが求められます。

一方でインフラエンジニアには、狭く深くのIT技術知識が必要です。サーバやネットワークなど、専門領域のことなら何でもわかる、何でもできるくらいのスキルが求められます。

どんな人が向いているか?

参考までにゲームで考えると…

  • SE   → ゲームをつくる、プレイする
  • インフラ → ゲーミングパソコンをつくる

システムエンジニアは、ゲームそのものをつくったり、プレイするのが好きな人。インフラエンジニアは、ゲーミングパソコンをつくったり、プレイ環境を組み立てるのが好きな人に向いています。

SEとインフラエンジニアのキャリア

キャリアの違いです。

  • SE   → マネージャ、コンサル
  • インフラ → 各領域のスペシャリスト

システムエンジニアは、システム開発の全体を統括する「プロジェクトマネージャ」や、クライアントの立場でビジネス課題を解決する「ITコンサルタント」を目指す人が多いです。

インフラエンジニアは、サーバ、ネットワーク、データベースなど「各領域のスペシャリスト」を目指したり、その領域を広げていく人もいます。AIやIoTなどの先端技術に進むのも良いでしょう。

先端技術領域とは

AI(人工知能)、IoT(Internet of Things、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、ロボティクス、ブロックチェーン、スマートコントラクト、VR(仮想現実)など

SEとインフラエンジニアの将来性

将来性の違いです。
(個人的な見解です<(_ _)>)

  • システムエンジニア → △(ちょい不安)
  • インフラエンジニア → ◯(割りと安心)

IT社会において、どちらも重要なポジションです。ただ、一部のシステムエンジニアはやや余剰になりつつあり、インフラエンジニアと比べると、将来性にちょっと不安があります。

IT人材の職種割合

IT人材白書によると…
(2019年度の調査結果)

  • アプリ系技術者     → 約40%
  • プロジェクトマネージャ → 約20%
  • 運用系サービス技術者  → 約10%
  • インフラ系技術者    → 約10%
  • 先端技術者(AIなど) → 約1%

システムエンジニアは全体の約60%、インフラエンジニアは全体の約10%で、偏りがあることがわかります。特に少ないのは先端技術者で全体の約1%しかいません。

そのため、システムエンジニアのキャリアを考えるなら、アプリ系技術者やプロジェクトマネージャ以外のルートも視野に入れ、将来性を高めておくことが大切です。

こちらも良かったらどうぞ


以上、

システムエンジニアとインフラエンジニアの違いについてでした。最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございます。

おさらいする人はご利用ください。

項目 システムエンジニア インフラエンジニア
仕事 設計図をつくる 環境をつくる
役割 全体責任者 環境責任者
給料 平均年収550万 平均年収500万
残業 システムエンジニア > インフラエンジニア
スキル コミュニケーション力
マネジメント力
リーダーシップ
IT技術知識
IT専門知識
プログラミング
キャリア プロジェクトマネージャ
ITコンサルタント
ITスペシャリスト
先端技術者
将来性 △(ちょい不安) ◯(割りと安心)
IT人材割合 全体の約60% 全体の約10%