【体験談】システムエンジニアでやりがいを感じた瞬間【ここだけの話】

SEを目指している人「システムエンジニアのやりがいってなんだろう。どんな時にやりがいを感じるのか、SEの人から本当のところを聞いてみたい。」
こんな人向けに書いてみました。
本記事ではSE歴10年の自分がやりがいを感じた瞬間についてまとめております。どちらかというと、やる気のない社員だったので、やりがいよりも心が折れることや、将来に不安を感じることが多かったです。
このあたりも嘘偽りなく本心で書いています。これからシステムエンジニアになる人はもちろん、今やりがいを感じられていないSEの人に、少しでも参考になれば幸いです。
目次
- システムエンジニアでやりがいを感じた瞬間【体験談】
- システムエンジニアでやりがいを感じる魅力【一般論】
- システムエンジニアでやりがいを感じない時【苦労話】
- システムエンジニアでやりがいを感じるには【まとめ】
自身の経歴をお伝えすると「新卒で国内最大手SIer」→「システムエンジニア10年」→「ニート3年」→「派遣で末端SIer」→「システムオペレーター5ヶ月」→「フリーランス」です。
元SEが語るここだけの話。<(_ _)>
システムエンジニアでやりがいを感じた瞬間【体験談】

SEでやりがいを感じた瞬間です。
- 自己成長:プロジェクト完遂の達成感
- 仲間意識:チームが一つになった瞬間
- 存在価値:社内外の人から頼られた時
もっとも印象深い3つの瞬間を挙げてみました。システムエンジニアの10年間をふりかえると、やりがいを感じたのは「自己成長を実感したとき」「仲間と頑張っているとき」「人から必要とされているとき」のケースがほとんどです。
どんな体験だったかを見ていきます。
プロジェクト完遂の達成感
システムエンジニア2年目の頃、課長と2人で進めた小規模案件にて、初めてプロジェクト完遂の達成感を味わいました。自分でやった!という気持ちから大きなやりがいを感じたのを覚えています。
指示通りやる仕事はつまらない
自己成長を実感できる仕事とは…
- 指示でやる仕事 → やりがいなし
- 考えてやる仕事 → やりがいあり
- 小さな仕事 → やりがいなし
- 大きな仕事 → やりがいあり
右も左もわからない新入社員であったとしても、上司や先輩の指示通りにやるだけの仕事はやりがいがなく、逆にまるっと任せてもらえた大きな仕事はやりがいがあるもの。それは自己成長を実感できるからです。
チームが一つになった瞬間

システムエンジニアは、仲間たちと一緒に頑張る、チームプレーの仕事です。みんなで苦労を分かち合いながら、一つのことをやり遂げたとき、大きなやりがいや喜びを感じられます。
仲間と一緒なら楽しい
その後、2人から30人くらいまで増え、10年間で最高のチームが完成しました。自分は会社つながりの友人が少ないものの、この時のメンバーだけは退職した今でも仲良しです。
会社で孤独を感じたことはありますか?
自分も何度か経験していますが、孤独状態でやりがいを感じるのは難しいでしょう。人がやりがいを感じるとき、そこには最高の仲間がいる、最高のチームがあるはずです。
社内外の人から頼られた時
システムエンジニアのやりがいで一番身近なのが、顧客やチームメンバーから頼られたときです。自分の存在価値や必要とされていることがわかり、この仕事をやってて良かったと感じられます。
感謝されると嬉しい
ここまでの内容をおさらいすると…
SEでやりがいを感じた瞬間
- 自己成長を実感できたとき
- 仲間と一緒に頑張ったとき
- みんなから感謝されたとき
システムエンジニアでやりがいを感じる魅力【一般論】

SEでやりがいを感じる魅力です。
- お金:平均より給料が高い
- 経験:ものづくりの楽しさ
- 技能:ITスキルが身に付く
一般的にこの3つがよく挙がります。
平均より給料が高い
システムエンジニアの給料は高いです。国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、SEが働く情報通信業の平均年収は「599万円」となっており、全業種の平均年収「436万円」より150万円以上も高いことがわかっています。
給料がやりがいに繋がる
お金はやりがいに繋がるシンプルな理由です。お金が全てでないことは確かですが、給料が高ければ大変でも頑張れるのも確かでしょう。実際、自分が10年続けられたのは、給料が良かったからです。
SEの給料実態はこちら
【悲報】システムエンジニアの給料は安い?【秘密は業界構造にあり】
「システムエンジニアの給料って安いのかな。今の給料だと年収1,000万なんて到底無理だし、このまま働き続けていいのか悩んでる。SEの給料を上げるにはどうしたらいいのだろう。」こんな人向けに書いてみました。
ものづくりの楽しさ

システムエンジニアは、ものづくりの楽しさを経験できます。また、世の中にある身近なシステムに関わっており、社会貢献や大きなことをしている実感も、SEならではのやりがいです。
自身の経験をふりかえると…
- 大手アパレル企業のECサイト立ち上げ
- 大手百貨店の通販システムの運用保守
- 大手通信業の位置情報サービスの構築
- 大手流通業の新規Webサービスの構築
などなど。
誰もが知っている有名企業と、何度も一緒に仕事をさせていただきました。ただ、大規模プロジェクトになるほど、全体像が掴みにくく、自分のコントロール範囲も狭くなるため、ものづくりの楽しさを経験するなら小規模案件がおすすめです。
ITスキルが身に付く
ITスキルが身に付くことも、システムエンジニアのやりがいの一つ。情報社会でほぼ必須のスキルが、仕事を通じて身に付くのは大きな魅力です。転職やキャリアを進める上で、有利になることも多いでしょう。
ただ、自ら進んで勉強しないと、市場価値は上がりにくいです。自身も一定のITスキルは身に付いたものの、勉強をサボってしまったため、市場価値が上がりませんでした。キャリアアップを考えるなら独学は必須です。
こちらもよかったら参考にどうぞ。<(_ _)>
【明暗あり】システムエンジニアに将来性はある?【元SEの体験談】
「システムエンジニアに将来性はあるのかな。よくSEに将来性はないとか、もうSEはオワコンとか聞くけど、本当なのだろうか。実際にシステムエンジニアで働いている人の声が聞きたい。」こんな人向けに書いてみました。
ここまでの内容をおさらいすると…
SEでやりがいを感じる魅力
- 周りよりも給料をいっぱい貰える
- ものづくりの楽しさを経験できる
- スキルが身に付きやすい環境あり
システムエンジニアでやりがいを感じない時【苦労話】

SEでやりがいを感じなかった体験談です。
主に苦労話になります。過去の自分に伝えたいのは、困難を乗り越えた先に成長があること、考えて行動することが大切であること。当時、この考えが持てれば、やりがいを見出したり、トラブルを回避できたと思います。
- 個人に対するクレームが届く
- 先輩に巻き込まれて怒られる
- 暇すぎて何もやることがない
今でも覚えている、ネガティブな思い出。
個人に対するクレームが届く
システムエンジニア2〜4年目くらいに何度かあったのが、会社ではなく個人に対するクレームが届いたこと。主に協力会社からのクレームで、自身の丸投げによる弊害でした。人間関係のトラブルはきつい…
SIer業界の丸投げについて

具体的には、発注者の自分が任せるだけ任せて、さっさと帰ってしまうイメージです。受注側からすると、俺らがこんなに頑張ってんのに、あいつだけ楽しやがってふざけんな!とトラブルになります。
しかも楽してる方が給料が高い…
自分が巻いたタネなんですが、普通に無視されたり、ブチギレらたこともあります。上流SEに大切なのは、協力会社の働きやすい環境を整えること。信頼関係を築けないと、やりがいどころじゃありません。
先輩に巻き込まれて怒られる
これもSE若手時代ですが、先輩に巻き込まれて、顧客に激怒されたことがあります。先輩がつくった資料の説明をお願いされ、引き継ぎも曖昧なまま打ち合わせに行ったら、フルボッコにされました。
先輩でも断ることが必要
時効なのでぶっちゃけると…
こういう人に限って上司へのゴマスリがうまいんですよね。仕事ができる感じはなかったものの、残業大好きで頑張ってます!のアピールは得意で、昇進も早かったです。ただの愚痴になっちゃってごめんなさい。
暇すぎて何もやることがない
最後はシステムエンジニア10年目の話です。これも時効なのでぶっちゃけますが、クライアント先に業務委託で常駐してた頃、ものすご〜く暇な時期が6ヶ月くらい続きました。
これがキツかった理由は…
- クライアント先で自由が利かない
- 仕事やってる風に見せる必要あり
- 時計を見ても1分しか経ってない
- 定時がくるまでひたすら地蔵状態
もちろん仕事もしてましたが、割合的には仕事2割、地蔵8割くらい。これで年収800万だったので、うらやましー!とよく言われますが、暇すぎて何もやることがないのは、想像以上にキツいです。
窓際族を経験して退職を決断
システムエンジニアでやりがいを感じるには【まとめ】

最後にまとめとメッセージです。
システムエンジニアに限らず、やりがいを感じながら働くには、自分で考えて行動することが大切です。その仕事を通じて、どのくらい成長できるか、どんなスキルが身に付くか、自己成長がポイントとなります。
会社は自己成長に利用する
詳しくはこちらにも書いてみました。
【解説】なぜ会社員がつまらないのか?10年戦士が語る【対処法あり】
「なぜ会社員はこんなにつまらないのだろうか。仕事にやりがいどころか、興味すら持てない。満員電車に揺られ、上司からの無茶振りに応え、取引先にはペコペコ。この先の人生に希望を持てないし、どうしたら良いのだろう。」こんな人向けに書いてみました。
以上、
システムエンジニアのやりがいについてでした。これからSEになる人、今やりがいを感じられていないSEの人は、会社のためではなく、自分のために働くことを意識して、SEライフを楽しんでほしいです。
最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございます。ご質問などがあれば、Twitterよりお知らせください。
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