システムエンジニアとして働くことになったけど、会社には何を持っていけば良いのだろう。通勤時のカバンはどのくらいの大きさが良いのかな。
SE歴10年の自分がお答えします。
システムエンジニアの持ち物は、パソコンなど機器類で多いと思われがちですが、実際にはものすご〜く少ないです。自身のカバンに入っていたものは、社員証(入館証)と財布の2つだけ。カバンの中はすっからかんでした。
SE歴10年の視点からシステムエンジニアの持ち物についてまとめてみました。少しでも参考になれば幸いです。
システムエンジニアの持ち物は?
SEの持ち物は少ないです。
その理由は、会社のセキュリティが厳しく、私物のパソコンをはじめ、電子機器類の持ち込みができないから。厳重なところだと、スマフォもロッカーにしまうことになります。
また、会社で取り扱う資料は、すべて機密情報として管理され、会社から持ち出すことは許されません。どうしても持ち出さなければならない場合は、上司の承認が必要となります。
元SB社員が機密情報を持ち出し
2021年1月に元ソフトバンク社員が5G通信などに関する機密情報を持ち出したとして逮捕されました。ソフトバンクは、損害賠償が1,000億円規模になると主張し、民事訴訟を起こしています。
引用:プレスリリース | ソフトバンク
SEのカバンは小さめで事足ります。カバンの中は、社員証(入館証)と財布くらい。仕事関連の資料などは一切なく、私物パソコンなどの電子機器類も入っていないのが一般的です。
余談ですが、同期の中にはカバンなしの手ぶら出勤という強者もいました。自分はやらなかったものの、確かにポケットに入ると思ったことがあります。
SE時代に鞄に入れていたもの!
自分の若かりし新人SE時代をふりかえると、他にもカバンに入れていたものがあります。次第に使わないとわかり、持っていかないか、会社に置いておくようになりました。参考までに。
SEは名刺入れを使わない
SEが名刺交換するときは…
- 新プロジェクトに参画
- 初めて客先に行くとき
会社員といえば名刺交換、そんなイメージがあったものの、実際にはほとんど名刺交換しなかったです。新しいプロジェクトに参画したときか、初めて客先に行くときくらい。交換した名刺が役立つこともありませんでした。
業務外の名刺交換は禁止
自分が勤めていた会社では、業務外での名刺交換は禁止でした。そのため、プライベートで出会った人に、名刺をばら撒くのはNG。したがって、名刺入れは会社の引き出しに入れておけばOKで、カバンに入れておく必要はなかったです。
また、最初はネクタイも持参してましたが、オフィスカジュアルやビジネスカジュアルが適用され、1年中ノーネクタイとなったため、会社に置くことすらなかったです。
SEの服装についてはこちら
ノートやペンは備品を使う
ノートやペンなどは、会社の備品を使っていました。ただ、メモや議事録をはじめ、ほとんどパソコン1台で完結するため、手書きすることは少なかったです。
ペーパーレスで紙から電子へ
現在はどこの会社でも、環境問題に配慮したペーパーレス化が進んでおり、紙資料から電子データへの移行が当たり前となっています。今後さらに手書きの機会は減っていくでしょう。
軽量の折りたたみ傘は便利
自分がSE時代にカバンに入れいておいて、もっとも活躍したのは軽量の折りたたみ傘です。急に雨が降ってきたとき使えるのと、毎回コンビニで購入する出費を抑えられます。軽量のものなら常備しても気になりません。
整髪料は合コンに行くとき
システムエンジニアも合コンするぞ。ということで、会社帰りに合コンするときだけ、持ち物リストに整髪料が追加されます。ジムに行く人は着替えを持っていくなど、寄り道用の持ち物は人それぞれです。
寄り道するときは注意
会社帰りに寄り道するときは、細心の注意が必要です。その理由は、社員証(入館証)を持っているから。これがビルのセキュリティゲート通過に使われるため、紛失すると大変なことになります。ご注意ください。
また、社用携帯なんかも失くすとヤバいです。お酒の失敗を語らせたら、エンドレスな自分が言うのもなんですが、飲み過ぎには注意しましょう。
ここまでの内容をおさらいすると…
- 名刺入れは会社に置いておけばOK
- ノートやペンは会社の備品を使おう
- 超軽量の折りたたみ傘はあると便利
- 会社帰りの寄り道には気をつけよう
SE時代に持つべきだったもの!
最後はSE時代に持つべきだったもの。
- Kindle(読書・勉強のため)
- AirPods(音楽・勉強のため)
今からシステムエンジニア時代をやり直すなら、この2つを持ち物リストに追加します。どちらも通勤時間で勉強するのに使うためです。当時は寝てるか、ゲームしてるかで、時間を無駄にしてしまったことを深く反省しています。
読書の大切さに気づく
自分は30代半ばまで、漫画以外はほとんど読まない、そんな社会人でした。SEとして働いた10年をふりかえっても、資格取得のために参考書を読んだくらいで、読書をした記憶がありません。
ただ、フリーランスとなった今、ようやく読書の大切さに気づきました。というのも、自分がレベルアップしないと収入が増えないからです。会社員時代に、やってもやらなくても同じと、勉強を放棄していたツケが回ってきています。
日本では、20代、30代のビジネスマンは、1ヵ月に平均0.26冊しか本を読んでいませんでした。しかし、30代で年収3000万円の人は、平均で9.88冊、本を読んでいます。その差は、38倍にもなります。
by: 衝撃!年収3000万円、高給取りの「読書量」は一般会社員の38倍|資産形成ゴールドオンライン
これは極端な例ではあるものの、読書が大切なのは間違いないです。現在は読書専用端末として、Kindle Paperwhiteを愛用中。本を持ち運ぶ必要がないので重宝しています。
また、月額980円(税込)で200万冊が読み放題になる、Kindle Unlimitedも愛用中です。自身の読書習慣は、このサブスクサービスで身につきました。
AirPodsが便利すぎる
自身の現役SE時代にはなかったものの、今なら絶対にAirPodsを持ち物に加えます。携帯性はもちろん、ノイズキャンセリング、充電の持ちや速さなど、すべてが最高クラスの逸品です。
音声学習にも使える
AirPodsがあれば、音楽を聴きながら読書できるのはもちろん、Voicyなどを利用した音声学習にも使えます。YouTubeを見るときにも便利です。
自分は2020年7月にAirPods Proを購入し、そこから1日も欠かさず、毎日使っています。これほど愛用する持ち物は、携帯やパソコンくらいで、こんなに便利ならもっと早く購入すべきでした。
以上、
システムエンジニアの持ち物でした。SEの必需品は、社員証(入館証)と財布くらいなので、カバンは小さめで大丈夫です。今は電子マネーが使えるところも多く、より持ち物をスマートにすることもできるでしょう。
私物のパソコンは持ち込めないものの、通勤時間を利用した勉強はできます。自身の反省を生かすなら、読書から始めるのがおすすめ。本には先人たちの知見が詰まっており、人生をより良くするヒントが書かれているからです。