Written by Yasusu

【悲報】システムエンジニアの給料は安い?【秘密は業界構造にあり】

SYSTEM ENGINEER

SEで働いている人「システムエンジニアの給料って安いのかな。今の給料だと年収1,000万なんて到底無理だし、このまま働き続けていいのか悩んでる。SEの給料を上げるにはどうしたらいいのだろう。」

こんな人向けに書いてみました。

自分は国内最大手SIerでシステムエンジニア(正社員)を10年、末端SIerでシステムオペレーター(派遣社員)を5ヶ月、経験しました。業界の頂点と底辺、どちらでも働いたことのある、割りと珍しい人物です。

先に結論を申し上げると…

  • SE時代 → 年収800万(30代前半)
  • OP時代 → 年収300万(30代半ば)

正社員と派遣社員という働き方の違いはあるものの、ここまで年収の差が出てくるのには、システムエンジニアが働く、SIer業界のピラミッド構造が関係しています。

目次

自身の経歴をお伝えすると「新卒で国内最大手SIer」→「システムエンジニア10年」→「ニート3年」→「派遣で末端SIer」→「システムオペレーター5ヶ月」→「フリーランス」です。

IT業界に精通しております。(`・ω・´)ゞ

システムエンジニアの給料は安いのか?

システムエンジニアの給料は安くないです。
(業界構造のお話は後述します<(_ _)>)

国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、システムエンジニアが働く、情報通信業の平均年収は「599万円」となっており、全業種の平均年収「436万円」より150万円以上も高く、SEの給与水準が高いことがわかります。

全14業種で3番目の高さ

情報通信業の年収は、全業種で3番目の高さです。1位は電気・ガス業で824万円、2位は金融・保険業で627万円。4位は学術研究・専門技術サービス・教育・学習支援業で518万円、5位は製造業で513万円と続きます。

SE年収(情報通信業)の年代別

SE年収(情報通信業)を年代別でみると、20代前半で350万円ほど、30代後半で500万円を突破し、50代後半に800万円を超えて最大となります。綺麗に右肩上がりとなっており、年功序列で給料が上がると考えてOKです。

SE年収(情報通信業)の地域別

SE年収(情報通信業)を地域別でみると…
(厳密には国税局別となります)

  1. 東京  :6,313,000円
  2. 名古屋 :6,221,000円
  3. 高松  :5,676,000円
  4. 熊本  :5,576,000円
  5. 大阪  :5,316,000円
  6. 広島  :5,098,000円
  7. 仙台  :5,019,000円
  8. 関東信越:4,996,000円
  9. 札幌  :4,738,000円
  10. 福岡  :4,730,000円
  11. 金沢  :4,608,000円
  12. 沖縄  :2,779,000円

平均年収599万円を超えているのは、東京と名古屋の2つだけ。そのため、システムエンジニアで働くなら、東京国税局(東京、神奈川、千葉、山梨)か、名古屋国税局(愛知、岐阜、静岡、三重)の企業が良いかもしれません。

ここまでの内容をおさらいすると…

  • システムエンジニアの給料は安くない
  • 平均年収599万で全体より150万高い
  • 情報通信業の年収は14業種で3番目
  • 30代後半で年収500万円を突破する
  • 東京と名古屋管轄の給料がやや高い

システムエンジニアの給料が安い理由!

ここからが本題です。システムエンジニアの年収は、統計的に高いことがわかっているにも関わらず、なぜ給料が安いと言われるのでしょうか。

秘密は業界構造にあり

SIer業界はピラミッド構造となっており、一次請けから二次請け、二次請けから三次請けと、泥臭い作業(主にプログラミング)をアウトソーシングする風習があります。当然ながら下請けになるほど利益率が下がり、そのまま給料も安くなっていくわけです。

年収のイメージは…

  • 一次請け(大企業) → 800〜1000万
  • 二次請け(中小企業)→ 500〜700万
  • 三次請け(零細企業)→ 300〜400万

実際、自分が一次請けの大企業でシステムエンジニアをしていた頃、30代前半の年収は800万ほどでした。SEの給料は、スキルや能力では超えられない、業界構造の壁があります。この不公平感が給料安いと騒がれる理由の一つです。

SE年収(情報通信業)の規模別

企業規模で年収をみてみると…

従業員数でみる年収

従業員数 10人未満 10人以上 30人以上 100人以上 500人以上 1000人以上 5000人以上
年収(百万) 3,945 4,882 5,333 4,761 5,569 6,706 5,561

資本金でみる年収

資本金 個人 2000万未満 2000万以上 5000万以上 1億以上 10億以上
年収(百万) 2,226 4,257 4,980 4,092 5,488 6,733

システムエンジニアで働く場合、なるべく規模の大きな会社に入ること、一次請けの会社に入ることが極めて重要となります。その理由は、下請けになればなるほど、給料が安くなってしまうからです。

システムエンジニアの給料を上げる方法

SEの給料を上げる方法です。

  • 一次請けに転職する
  • フリーランスになる

主に2つの方法があり、1つは一次請けの大企業への転職で、ピラミッドの頂上を目指す方法。もう1つはフリーランスとしての独立で、ピラミッドから外れる方法です。

一次請けの大企業に転職する

SIer業界の頂点を目指します。

SIer年収ランキング(参考)

  1. 野村総合研究所
  2. 電通国際情報サービス
  3. オービック
  4. 伊藤忠テクノソリューションズ
  5. 大塚商会
  6. 日鉄ソリューションズ
  7. ネットワンシステムズ
  8. 日本ユニシス
  9. NTTデータ
  10. NEC

平均年収800〜1000万の企業です。

ここまで一気に上がらなくとも、ピラミッドの上を目指すことが、システムエンジニアの給料アップに繋がります。今の会社より一段でも高いところに転職することが重要です。

まずは給料アップを目指せるのか、自分の状況把握からスタート。転職アプリ「MIIDAS」で市場価値を確認したり、キャリアコーチング「POSIWILL CAREER」の無料相談を利用すると良いでしょう。

SEの将来性が気になる人はこちら

フリーランスになる

会社員を辞める方法です。

独立してフリーランスになれば、SIerのピラミッド構造から外れることができます。この世界では自分がやればやっただけ収入が入るため、個人で稼ぎやすいスキルを身に付ければ、給料が上がる可能性も高いです。

SEスキルだけでは厳しい

実際にシステムエンジニアからフリーランスとなった経験上、SE業務で身に付くスキルだけで独立するのは厳しいです。そのため、業務外でどれだけスキルアップに注力できるかが重要となります。

自分はシステムエンジニアで10年働いたにも関わらず、フリーランスで生活できるようになるまで4年掛かっています。これは会社で役立つスキルと、個人で稼げるスキルが異なったからです。

会社で役立つスキル

  • コミュニケーション
  • マネジメント
  • 論理的思考力
  • 問題解決力
  • 業界知識 など

個人で稼げるスキル

  • プログラミング
  • デザイン
  • ライティング
  • マーケティング
  • 発信力 など

将来的にフリーランスを目指すなら、この違いを把握した上で、業務外でスキルを身に付けていく必要があります。自分のようにいきなり辞めると、超ハードモードの人生になるため、ご注意ください。

プログラミンやデザインのスキルは、一般企業のシステムエンジニア業務では身に付かないため、ベンチャーに飛び込んだり、オンラインスクールを利用するなど、自分でアクションを起こす必要があるでしょう。

おすすめのオンラインスクール

  • SAMURAI ENGINEER:【無料体験レッスン】挫折しないプログラミングスクール:初心者も安心のマンツーマン
  • DMM WEBCAMP PRO:【転職保証付き】未経験からITエンジニアを目指せる:就職までのトータルサポート
  • ヒューマンアカデミー:【講座数900超え】就転職・キャリアアップの最大手:IT講座ならお任せの総合専門校

ライティングやマーケティング、そして発信力を高めていくなら、ブログから始めてみるのがおすすめです。よかったら完全初心者の友人向けに書いた【手順あり】ブログは簡単に始められるの?【WordPressビギナー編】を参考にしてみてください。

システムエンジニアの年収1000万への道

SEで年収1,000万を達成できるのか。

答えは「イエス」です。

  • 一次請け大企業の管理職
  • 外資系企業のITコンサル
  • シリコンバレーの技術者
  • フリーランスまたは起業家
  • 副業収入ありの中堅会社員

一次請け大企業の管理職SEだと、年収1,000万を超えてきます。自分が勤めていた会社では、課長で1,000〜1,200万、部長で1,200〜1,400万でした。

また、外資系企業のITコンサルタントや、シリコンバレーの技術者も年収1,000万を超えます。そもそもアメリカのSEは、平均年収が900万で、日本のSEより1.5倍も高いです。

副業から独立を判断する

フリーランスや起業家でも年収1,000万を達成できます。ただ、いきなりそこを目指すより、副業収入ありの会社員で1,000万を達成する方がリスクも低くて安全です。

中堅SIerのシステムエンジニアなら…

  • 給料700万 + 副業300万(月収25万)
  • 給料600万 + 副業400万(月収33万)
  • 給料500万 + 副業500万(月収42万)

このレベルまで到達できれば、会社はいつクビになってもOK、仕事で無理することもなくなります。楽しければ続ければ良いし、楽しくなけれは辞めても良いし、人生の選択肢が広がるでしょう。


以上、

システムエンジニアの給料についてでした。SEの給料は統計的に高いことがわかっているものの、業界がピラミッド構造になっており、下請けになるほど給料が安くなる特性があります。

SEの給料を上げる方法

  • 一次請けに転職する
  • フリーランスになる

システムエンジニアの給料を上げるには、ピラミッドの頂点を目指して転職するか、ピラミッドを外れて独立するかです。どちらを選ぶにしても、自分の市場価値を高めるため、今からスキルを身に付けることをおすすめします。

良きSEライフをお過ごしください♪

SEの給料アップを目指す人へ