WordPressのマルチサイト設定!そのデメリットとは?

WordPressのマルチサイト設定について、反省と勉強がてら、まとめてみました。

  • マルチサイトとは何なのか?
  • マルチサイトのメリットは?
  • マルチサイトのデメリットは?
  • マルチサイトの設定方法は?

自分は勢いでマルチサイト設定してみたものの、使いこなすことができないまま、シングルサイトに戻すという、すご〜く悲しい状況になってしまいました。

同じ失敗はさせません!

(。+・`ω・´)キリッ

目次

マルチサイトとは

WordPressにおけるマルチサイトとは、1つのドメインで複数サイト構築できる機能です。(サーバ、データベース、ネットワーク等も1つ)

こんなイメージ。

  • ドメイン:yuyujin-yasusu.com
  • サイト1:yuyujin-yasusu.com/site1
  • サイト2:yuyujin-yasusu.com/site2
  • サイト3:yuyujin-yasusu.com/site3

自分はこのドメインが1つで良いというところに最大の魅力を感じ、即マルチドメインを導入しました。

やすす

ドメインが増えるほど、お金もかかるし、管理も大変になるし、マルチドメインって神仕様じゃん!とか思ってました。デメリットを知るまでは…

2. マルチサイトのメリット

サイトの管理が楽ちん

マルチサイト設定にすると、1つのWordPress上で複数サイトを管理することが可能になります。

ここが最大のメリットで、新しいサイトを立ち上げるときも、次のような手間のかかる作業を省略することができます。

  • サーバの設定
  • データベースの設定
  • WordPressのインストール
  • テーマの設定、編集
  • プラグインの導入

コンテンツが増えてSEOで有利

1つのドメイン配下に複数サイトを構築するので、必然的にコンテンツのボリュームが増えます。これによりドメインパワーがアップし、検索エンジンからの評価が向上するという流れです。

マルチサイトのデメリット

プラグインに使えないものがある

WordPressのマルチサイトは、プラグインによっては未対応で使用できないものがあります。キャッシュ制御で有名な「WP Fastest Cache」等が該当します。

全サイトでリスクを共有

これはSEOで有利であるというメリットの裏返し。1つのサイトのたった1つのコンテンツで「著作権侵害」や「規約違反」などのペナルティを受けた場合、全サイトがダメージを受けるからです。

4. マルチサイトの設定方法

マルチサイトの設定方法を簡単にまとめます。戻し方はこちらを参考にしてください。

手順①:wp-config.phpの編集

「wp-config.php」にマルチサイトを使いますよ!というコードを追加します。

<修正前>
define('WP_DEBUG', false);
<修正後>
define('WP_DEBUG', false);
define('WP_ALLOW_MULTISITE', true);

手順②:ネットワークの設定

WordPressの管理画面にログインすると、ツールメニューの中に「ネットワークの設置」が増えてます。これをポチッと押して初期設定を済ませましょう。これでマルチサイトのインストールが完了します。

手順③:wp-config.phpの編集

インストールが完了したら次は設定です。
「wp-config.php」を編集します。

<修正前>
define('WP_DEBUG', false);
define('WP_ALLOW_MULTISITE', true);
<修正後>
define('WP_DEBUG', false);
define('WP_ALLOW_MULTISITE', true);
define('MULTISITE', true);
define('SUBDOMAIN_INSTALL', false);
define('DOMAIN_CURRENT_SITE', 'yuyujin-yasusu.com');
define('PATH_CURRENT_SITE', '/');
define('SITE_ID_CURRENT_SITE', 1);
define('BLOG_ID_CURRENT_SITE', 1);

手順④:.htaccessの編集

「.htaccess」も編集します。

<修正前>
# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>
# END WordPress
<.htaccess修正後>
# BEGIN WordPress
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ - [L]

# add a trailing slash to /wp-admin
RewriteRule ^([_0-9a-zA-Z-]+/)?wp-admin$ $1wp-admin/ [R=301,L]

RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} -f [OR]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} -d
RewriteRule ^ - [L]
RewriteRule ^([_0-9a-zA-Z-]+/)?(wp-(content|admin|includes).*) new-wp/$2 [L]
RewriteRule ^([_0-9a-zA-Z-]+/)?(.*\.php)$ new-wp/$2 [L]
RewriteRule . index.php [L]
# END WordPress

手順⑤:サイトを追加

設定は完了しましたので、WordPressの管理画面に再度ログインし、サイトを追加することでマルチサイトを利用できます。

導入失敗の要因

さて、ここまで苦労して導入したマルチサイト設定を元に戻したわけですが、その要因は何だったのか、自分なりに分析してみました。

要因①:サイト構成の考慮不足

サイトの全体構成をよく考えていなかったため、サイト間に次のような相違点が発生し、逆に管理が煩雑になる状況となってしまいました。

サイトの運営期間が異なる

特定のサイトのみを終了させるときに、誤って運営中サイトのコンテンツを削除しないように、細心の注意が必要となる。また、消しきれないものがゴミデータとして残ってしまい、リソースの無駄が発生する。

サイトの内容が異なる

コンテンツの内容のみならず、コンセプトが異なる場合、個々のサイトに適用したい内容が全体に影響してしまい、独自性を出す上で足かせとなってしまう。

要因②:プラグイン利用におけるミスマッチ

マルチサイトに未対応のプラグインがある、ということを把握しないまま導入してしまったため、導入時に初めて使えないことに気づくということが多々あり、その柔軟性のなさがミスマッチとなりました。


マルチサイトを使ってみて思ったのは、
「上級者用の機能である」ということ。

ひよっこの自分にはまだ早かったです。

ヾ(_ _*)ハンセイ・・・

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