ファンタジーアースジェネシス(FEG)が、2018年9月27日(木)15:30にサービス開始しました。
正確な開始時間は、もともと非公開のまま、大型RPG「ドラガリアロスト」のサービス開始時間16:00の30分前に苦し紛れの一手を打ってきました。
これが完全に悪手でした。ドラガリアの後なら触れるだけの人を避けられたと思いますが、時間があるからとインストールしてみた人から総叩きにあってます。
βテストの結果から、遅かれ早けれこうなるとは思ってましたが、自ら寿命を縮めたと言っても過言ではありません。
好きな国家を選べない
前日の生放送で発表した通り、国家間の強制人数調整を導入したため、ケムダーヴ国民になれない難民が続出しています。
自分の気に入った盟主や参謀のいる「好きな国家」を選べない時点で、モチベーションが低下するのはわかっていたことで、見事に炎上しました。
開始直後に始めて、チュートリアル全スキップでも、ケムダーヴに制限が掛かっていました。夜から始める人は、確実に無理だと思います。
職業選択後のガチャで爆死
無事、国家の登録を済ませても、次はガチャでの爆死が待っています。
5つの職業(ソルジャー、ストライカー、ハンター、アサシン、ウィザード)から1つ選択した後に、チュートリアルで11連ガチャを1回引けます。その後、事前登録報酬でもう1回11連が引け、計22連のガチャが引けます。
だが!しかし!
全職業の闇鍋ガチャであるため、選んだ職業の装備が出ないこともしばしば。まさかのやりたい職業で始められないという事態が発生します。
これもβテストで十分すぎるほどわかっていたこと、数多の意見があったはずなのに放置した結果でしかありません。
グラフィックがウケない
原作FEZのコピーでつくられたグラフィックが、古すぎ、可愛くない、ダサいなど、猛烈な批判を受けています。天下のスクエニ殿が監修しながら、この完成度は確かにツッコミどころしかありません。
FEZは2006年にサービス開始したゲーム、つまり10年以上も前のもの、コピーしてくる時点で、誰もNGを出さなかったのが不思議でなりません。
通信エラーが多発
当然のように通信エラーが多発し、まともにゲームできる状況ではありません。
勢いよく、ドラガリアの30分前に開始してみたものの、すぐさま停止でユーザーの大移動は避けられません。
そもそも戦いを挑むこと自体がナンセンスで、裏側でひっそり開始した方が救いようがあったと思います。
まとめ
主に所感のまとめです。
予想通りの結果
この結果は、予想通りすぎました。
最初に気づいたのは、リリース予定の完全無視からリリース延期した時です。当初、2017年今冬と発表していたところ、2018年3月26日(冬ではなく春です)まで沈黙を貫き、2018年秋と発表しました。
詳しくはこちらにまとめてます。
次に気づいたのは、βテストの完成度を見た時です。テスターから総叩き、もはや1から作り直すレベルだったにも関わらず、強引にサービス開始してしまいました。
βテストの感想はこちら。
おそらく、一度延期しているため、再延期できなかったのだと思いますが、小さな問題を2、3解決したところで、ゲームの根幹は変わらず、ユーザーの求めている状態にはなりません。
ロードマップは時すでに遅し
12月(3ヶ月後)に建築システムを導入予定で、原作FEZのように戦略性を高めるそうですが、このステップは不要の一言です。
なぜなら、この時には、プレイヤーは数えられるほどしか残っていないから。最初が肝心なスマホゲームにおいて、原作プレイヤーを始め、多くの人は呆れるどころか、即アンインストールでもう戻ってこないと思います。
ドラガリアロストへ大移動
先手を打ったはずが完全な悪手で、ドラガリアロストへの大移動は避けられないでしょう。
ゲームやる気満々で今日を楽しみにしていた人は、FEGの酷さに失望し、ドラガリアロストを始めるのではないでしょうか。少なくとも、通信エラーは起こらず、綺麗なグラフィック、高い操作性など、比較にならないほどの差があります。
個人的な予想ですが、確実に1年は持たないと思います。2018年内か、2018年度内、見切りが早ければ、1ヶ月以内もあるかもしれません。