アナザーエデンのガチャ不正(確率操作)問題について、再び追加情報が来ました。7日間の沈黙を貫き、発表された内容はこの2点です。
・全期間の調査結果
・お詫び対象の変更
ガチャ不正の詳細はこちら、1回目の追加情報はこちらにまとめております。
追加情報(第二弾)
全期間の調査結果
前回の報告では、直近1ヶ月の調査結果であったため、炎上の追加燃料になってしまいました。今回は、ガチャ不正が行われていた全期間(2017/4/2〜2018/09/18)の調査結果を報告しています。
詳細は割愛しますが、「ガチャ不正(確率操作)していたけど、確率通り排出されていました。」という内容になります。こちらも前回同様、自己調査によるもので信用に値するかはわかりません。
お詫び対象の変更
・対象:緊急メンテナンス実施前にプレイされていたお客様
・対象:お詫び受け取り期間終了までにプレイされていたお客様全て
(お詫び受け取り期間:10月上旬~11月末まで)
今まで遊んでいた人だけでなく、これから遊び始める人にも配布するとのこと。ドッカンと同じパターンで、転んでもただでは起きない。起きるなら新規を引き連れてということでしょうか。
戦略と仕様のどちらか
戦略説
これを戦略として捉えるなら、ガチャ不正の既成事実からお詫び対象変更への誘導でしょう。
これまでは、ガチャの確率操作という前代未聞の不正行為に焦点が当たり、ゲームの存続すら危ぶまれる状態に陥っていました。そこに、お詫び対象変更という新たな関心事を投入し、見事に矛先を変更しています。
さらに賢いと感じるのは、周りが騒げば騒ぐほど、アナザーエデンの認知度が上昇し、新規ユーザーを取り込めるということです。
そして、お祭りが流れに乗ってしまえば、あとは勝手に盛り上がっていき、気づけば「ガチャ不正事件」は過去のこと、忘れ去られているでしょう。
仕様説
これを仕様上の問題と捉えるなら、手間の掛かる作業を放棄したと言えるでしょう。
一般的にユーザーのアカウントは、IDで管理されており、作成日時もデータベースで持っています。そのため、緊急メンテまでにプレイしていた人、作成されていたアカウントを割り出すことは容易にできます。
後は対象アカウントにお詫びを配るだけです。
■作業の流れ(変更前)
① アカウントリストの作成
② お詫びパッチの作成
(永続的で期間指定なし)
③ リリース
■作業の流れ(変更後)
① お詫びパッチの作成
(一時的で期間指定あり)
② リリース
(。 ・ω・))フムフム
個人的な推測で話を進めると、アカウントリストやお詫びパッチのプログラムを恒久的に残したくなかったのかもしれません。ただ、前者を「一時的で期間指定あり」にすれば解決するので、アカウントリストを取っ払ったのは謎です。
まとめ
お詫び対象の変更は、戦略と考えた方が妥当な気がします。沈黙期間の1週間で練りに練っただけあり、本当によく考えられていると思います。
関心事の置換
ガチャ不正(確率操作)問題からお詫び対象変更(新規取り込み)問題へと、関心事を置換することで、重大事件への注目度を低下させることに成功しています。
実際、公式Twitterへの書き込みも、お詫び対象のコメントで溢れ、ガチャ不正に関するコメントは少なくなっています。
新規の取り込み
重大事件で認知度が上がったことを逆手に取って、これから始める人にもお詫び(クロノスの石10,000個など)を配り、新規ユーザーの取り込みに打って出ました。
以前、ドッカン先輩で使われた戦略で、この時は見事な成功を収めています。まさに「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」そのものです。
復活はもうすぐ
アナザーエデンは、ガチャの問題(自白)があったとは言え、ゲームの完成は高いです。システム、ストーリー、グラフィック、サウンドなど、どれを取っても最高レベルで、RPGが好きな人は、ほぼ確実にハマると思います。
渋いガチャで確率操作を隠蔽し続け、中身がないのに搾取し続けるようなゲームと比べれば、天と地ほど差があります。おそらく、今まで遊んできた人も、これから始める人も遅かれ早かれ気づくはず。
そこまでくれば、アナデンの復活はもうすぐです。
以上、
お詫び対象の変更についてでした。
個人的には、これでいいかなと思いました。アナデンは、マルチ要素が一切なく、他プレイヤーとの競争要素はゼロ。新規にお詫びを配ろうが、誰一人として損をしません。
新しいアナデンプレイヤーが増えるキッカケにもなりますし、自分は応援したいです。第二部を変わらぬ品質で提供してくれれば、徐々に納得する人も増えるでしょう。