Written by Yasusu

【比較】SIerとWeb系の違いまとめ!【フリーを目指すならWeb系?】

SYSTEM ENGINEER

Webエンジニアになりたい人「SIerとWeb系の違いってなんだろう。Webエンジニアになりたいけど、システムエンジニアより年収が低いと聞くし、本当にWeb系で良いのか迷っている。」

こんな人向けに書いてみました。

自身は新卒でSIerに就職し、システムエンジニアとして10年働きました。その後、フリーランスとして独立し、Web系(主にWebマーケターとWebライター)で活動しています。

SIerとWeb系の大きな違い

システムエンジニアは、企業でないと厳しい大きな仕事ができる一方、一人でやるには限界があり、独立にはやや不向き。一方、Webエンジニアは、個人で受注できる小さな仕事もあり、独立しやすい印象です。

これを自分の特性や好みに照らし合わせると、どちらが向いているかの判断材料になるでしょう。自身が会社員を経てフリーランスとなり、仕事内容と同じくらい、働き方も重要であると気づきました。

少しでも参考になれば幸いです。

目次

自身の経歴

「新卒で国内最大手SIer」→「システムエンジニア10年」→「ニート3年」→「派遣で末端SIer」→「システムオペレーター5ヶ月」→「フリーランス」

SEのリアルをお届けします。(`・ω・´)ゞ

SIerとWeb系の仕事の違い

SIerとWeb系の仕事の違いです。

  • SIer  → システムをつくる
  • Web系 → Webサービスをつくる

少しわかりにくいので、世の中にある具体的なシステムやWebサービスを考えてみると、システムエンジニアの仕事と、Webエンジニアの仕事の違いが見えてきます。

世の中にあるシステム(例)

  • 銀行のATM
  • 電車のPASMO
  • クレジットカード決済
  • コンビニの販売管理
  • 工場の在庫管理 など

世の中にあるWebサービス(例)

  • 楽天サービス
  • Yahooサービス
  • クックパッド
  • カカクコム
  • スマホアプリ など

システムは企業で利用されるものや、社会インフラとして暮らしを支えているものが多くあります。一方でWebサービスは、インターネットを介して、個人で利用できるものも多いです。

また、両者が必要な仕事もあります。

ECサイト構築でみる違い

  • システムエンジニア → 仕組み、裏側
  • Webエンジニア → サービス、表側

ECサイトをつくるときは、Webエンジニアがユーザー利用の「サイトやデザイン」などを担当し、システムエンジニアが裏側で動く「販売管理や在庫管理」などを担当することが多いです。

自身もSIerのシステムエンジニアとして、大手アパレル業のECサイト構築や、大手流通業のWebサービス構築を担当したことがあります。このときはWeb系部分は外注で、Webエンジニアにつくっていただきました。

SIerとWeb系の年収の違い

SIerとWeb系の年収の違いです。

  • SIer/システムエンジニア → 高い
  • Web系/Webエンジニア → 高め

国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、システムエンジニアの働く「情報通信産業」の平均年収は599万円、Webエンジニアの働く「技術サービス業※」は518万円となっており、その差は80万円ほどです。

※学術研究、専門・技術サービス、教育・学習支援業がひとまとまり。参考までに全業種平均は436万円、複合サービス業は411万円、サービス業(その他)は359万円です。

有名企業の年収でみる違い

大手SIerの平均年収

企業 年収
野村総合研究所
(NRI)
1,225万円
伊藤忠テクノソリューションズ
(CTC)
921万円
富士通 865万円
NTTデータ 841.6万円
NEC 829万円
日本ユニシス 809万円
SCSK 752万円

大手Web系の平均年収

企業 年収
Yahoo
(Zホールディングス)
1,079.5万円
ディー・エヌ・エー
(DeNA)
812.8万円
クックパッド 771万円
楽天グループ 745万円
サイバーエージェント 733万円
ミクシィ 720万円
カカクコム 688万円

それぞれの有名企業をザッとみても、年収差は80〜100万円といったところでした。そこまで大きな差はないものの、Web系よりSIerの方が高収入となっています。

» 平均年収|Yahoo!ファイナンス

SIerとWeb系のスキルの違い

SIerとWeb系のスキルの違いです。

  • SIer  → Java、C、Pythonなど
  • Web系 → JavaScript、PHPなど

システム開発で多用されるのは、JavaやC、最近はAIや機械学習で使える、Pythonの人気も高まっています。データベースの操作に用いる、SQLの使用頻度も高いです。

一方でWeb系の開発では、Webサイト構築に使われるHTMLやCSSをはじめ、WebアプリやWebサービスの開発には、JavaScriptやPHPがよく使われます。

役割でみる両者の違い

役職 SIer Web系
統括
責任者
プロジェクトマネージャー Webプロデューサー
現場
責任者
プロジェクトリーダー Webディレクター
設計者 システムエンジニア Webプランナー
実装者 プログラマー Webデザイナー
Webエンジニア

ここでわかるのは「システムエンジニア」と「Webエンジニア」が同じ階層ではないこと。システム開発の実装者はプログラマーです。詳しくは【徹底比較】システムエンジニアとプログラマーの違い【元SEの視点】をご覧ください。

どちらにするか悩んだら、それぞれ少しずつ触れてから決めるのがおすすめです。SAMURAI ENGINEERの無料体験レッスンや、ヒューマンアカデミーのIT講座を利用して、小さく始めてみましょう。

SIerとWeb系の将来性の違い

SIerとWeb系の将来性の違いです。

  • SIer/システムエンジニア → あり
  • Web系/Webエンジニア → あり

どちらも将来性があります。

IT社会は拡大を続けており、よりシステムやWebサービスが重要になっていくからです。これはインターネットを通じて何でもできる、今の状況を考えれば明らか。誰もがエンジニアの将来性を確信しています。

IT人材は不足している

経済産業省の「IT人材需給に関する調査」によると、システムエンジニアやWebエンジニアをはじめとするIT人材は、2030年までに最小で17万人、最大で79万人不足するとされています。

2030年までに最大79万人不足

IT市場の伸び IT人材の不足数
2020年 2025年 2030年
高位 41万人 58万人 79万人
中位 30万人 36万人 45万人
低位 20万人 17万人 17万人

この点からも両者の将来は明るいです。

ノーコードと競争激化

敢えて不安要素を挙げるならば…
(SEもWebエンジニアも同様)

  • ノーコードによる難易度低下
  • エンジニア増による競争激化

1つはノーコード技術が発達し、誰でも気軽にサービス構築できる未来です。この状態になると、エンジニアの需要が下がり、+αの付加価値を提供できる、優れたエンジニアだけが生き残り、微妙なエンジニアは淘汰される可能性があります。

もう1つはエンジニアが増えるにつれて、就職や転職、案件獲得などの競争が激化する未来です。特に武器を持たないエンジニアになってしまうと、会社と運命を共にするケースも考えられます。ご注意ください。

SE歴10年でも個人で稼げない話


以上、

SIerとWeb系の違いでした。
ここまでの内容をおさらいすると…

項目 SIer Web系
仕事 システムをつくる
(仕組み部分をつくる)
Webサービスをつくる
(ユーザ利用部分をつくる)
年収 599万円
(情報通信産業)
518万円
(技術サービス業)
スキル Java、C、Pythonなど JavaScript、PHPなど
役職 設計者 実装者
将来性 あり あり
開発規模 大きめ 小さめ
独立 独立しにくい 独立しやすい

最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございます。SEになるにしても、Webエンジニアになるにしても、仕事を通じて「どんなスキルを身に付けるか」を意識しておくが大切です。

良きエンジニアライフを♪

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