【解説】SEにコミュニケーションが必要な3つの理由【PGの選択もあり】

SEを目指している人

なぜSEやIT業界で働くのにコミュニケーション力が必要なんだろう。パソコンと向き合って、もくもくと作業するのではないのかな。具体的にどんな風にコミュニケーションを使うのか知りたい。

SE歴10年の自分がお答えします。

SEにコミュニケーションが求められるのは、人と関わる仕事が多いからです。具体的にはクライアントの担当者、パートナーのプログラマー、関連チームなど、たくさんの人と連携しながらプロジェクトを進めます。

システムエンジニアは管理職

SEはシステムの設計者であり、管理者でもあります。全権を握るプロジェクトマネージャがいて、プロジェクリーダー、チームリーダーと続き、機能や工程ごとにリーダーを立てることも多いです。そのポジションがSEになります。

SEはシステム開発を成功させるために、たくさんの人から協力を取り付けたり、周りを巻き込みながら推進していく、リーダーシップも求められます。ここにコミュニケーションが必要な理由があります。

やすす

SE歴10年の視点からシステムエンジニアとコミュニケーションの関係についてまとめてみました。少しでも参考になれば幸いです。

目次

SEにコミュニケーションが必要な3つの理由

もう少し具体的にみていきましょう。

SEの仕事は人相手

  • 人に協力を求める仕事が多い
  • 悩みや相談を聞くことが多い
  • 説明したり交渉したりが多い

SEの仕事はシステムをつくることですが、機械相手ではなく、人相手の仕事がほとんど。関係者にアプリーチを掛けたり、困っている人をフォローしたり、わかりやすく説明するなど、プロジェクト成功に向けて奔走します。

人に協力を求める仕事

SEは顧客とプログラマーの間で動き、双方と調整しながらシステム開発を進めていきます。ここでコミュニケーションを疎かにすると、そんなの聞いてない、言われてないと認識のずれが生じ、スケジュールが遅れたりするのです。

悩みや相談を聞く仕事

  • 顧客視点 → ITのスペシャリスト
  • PG視点 → 設計者、責任者

SEは顧客からみると、ITのスペシャリストになるため、IT関連のわからないことは何でも相談されます。えっ、そんなことまで!というケースも多いです。

また、プログラマーからみると、設計者や責任者になります。仕様の不明点から、プロジェクトに関する質問まで、困ったことは何でも聞かれる相談窓口です。

説明や交渉する仕事

システムエンジニアは自分が躓いた問題だけでなく、仲間が躓いた問題もすべて解決しなければなりません。しかもその多くが自分一人では解決できないため、関係者に説明したり、交渉したりが必要になります。

適切なコミュニケーションをとる

課題の大小や複雑さにより、電話で解決できるもの、メールで解決できるもの、打ち合わせが必要なものなど、適切なコミュニケーションをとることが大切です。1つに膨大な時間をかけている余裕はありません。

ここまでの内容をおさらいすると…

SEの仕事は人相手

  • 人に協力を求める仕事が多い
  • 悩みや相談を聞くことが多い
  • 説明したり交渉したりが多い

SEに求められるコミュニケーション能力とは

SEに求められるコミュ力とは何か。

  • 行動:調整スキル
  • 傾聴:ヒアリングスキル
  • 説明:プレゼンテーションスキル

この3つを挙げてみました。

調整スキル

POINT:相手と信頼関係を築く

SEは関係者の協力が必須です。ただ、協力を得られるかどうかは、相手との信頼関係が大きく影響してきます。そのため、常日頃から良いコミュニケーションを心がけ、信頼関係を築いておく必要があるのです。

ヒアリングスキル

POINT:潜在的な課題を見つける

SEは悩みや質問を聞くだけでなく、自分から課題を見つけることも求められます。その理由は、システム開発は後半になるほど、問題発生時のインパクトが大きくなるからです。

心配りのコミュニケーション

顧客の潜在ニーズ(こんな機能がほしい!)や、プログラマーの潜在課題(ちょっと作業が遅れるかも…)を、早い段階で見つけられるのがGood。そのためには、相手の立場で考えたり、自分から話しかけたり、相談しやすい環境をつくることが大切です。

プレゼンテーションスキル

POINT:キーマンを知っておく

SEは会議を主催することも多く、プレゼンテーションスキルが必要です。ただ、もっと重要なのはキーマンを押さえておくこと。適切な人をアサインし、最短で目的達成できるよう、プロジェクト関係者を知っておかなければなりません。

根回しのコミュニケーション

プレゼンは準備が8割りとも言われます。事前に電話やメール、資料送付するなど、担当者に根回ししておき、会議では最終確認のみにするのが理想です。

ここまでの内容をおさらいすると…

SEに求められるコミュ力

  • 行動:調整スキル
  • 傾聴:ヒアリングスキル
  • 説明:プレゼンテーションスキル

コミュニケーション能力をチェックしてみよう

自分はシステムエンジニアとしてやっていけるだろうか。そんな不安を感じた人は、日本コミュニケーション能力認定協会さんの能力診断を利用してみましょう。無料でできるクイズみたいな感じです。

  • 基礎編    (全員)
  • ビジネス初級編(社会人1〜3年目)
  • ビジネス上級編(リーダー、管理職など)

システムエンジニアは、早い段階でビジネス上級編のコミュニケーション能力が求められます。自身も1回やってみたところ96/100点。満点じゃないあたりがちょっとリアルでした。

» コミュニケーション能力診断

コミュニケーションが不安ならSEよりもPG

どうしてもコミュニケーションに不安がある、苦手意識があるという人は、システムエンジニア(SE)ではなく、プログラマー(PG)を目指すのもありです。

  • システムエンジニア → 人相手が多い
  • プログラマー    → 機械相手が多い

プログラマーはシステムエンジニアほど、人相手の仕事は多くありません。基本的にパソコンをカタカタしながら、プログラミングをする仕事なので、コミュニケーションが苦手な人でも安心です。

また、プログラミングは手に職に近しいスキルであり、転職するときはもちろん、独立するときにも役立ちます。フリーランスになると、さらにコミュニケーション機会が減り、仕事相手も自分で選べるのがメリットです。

無料体験で始めてみる人へ

  • SAMURAI ENGINEER:【無料体験レッスン】挫折しないプログラミングスクール:初心者も安心のマンツーマン
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以上、

SEにコミュニケーションが必要な理由でした。

システムエンジニアは、人と関わる仕事が多いため、コミュニケーションなしでは成り立たない職業とも言えます。

パソコンと向き合って仕事をしたい人は、プログラマーやデザイナーなど、クリエーター系の職業がおすすめです。人生から考える人は「ポジウィルキャリア」の無料相談やキャリアコーチングを利用すると良いでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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