やっぱり30代で派遣はやばいのだろうか。周りはみんな正社員だし、このままでいいのか不安。35歳を過ぎたら厳しくなると聞くし、就職活動した方がいいのだろうか。
こんな人向けの内容となります。
自分は30代半ばで派遣デビューし、5ヶ月ほど働きました。その経験からわかったことを、30代の現役派遣社員さんや、これから派遣社員になる人向けにまとめてみました。少しでも参考になれば幸いです。
30代で派遣社員がやばくない理由
世間的に30代で派遣社員といったら「やばい!」「変な人!」「負け組!」とイメージされることが多いです。ただ、これは全くの思い違いであり、30代で派遣だからやばいとか、派遣社員がやばいということはありません。
派遣がやばくない理由はこちら。
- 人生の通過点にすぎないから
- 意外とメリットが大きいから
- この記事の読者は優秀だから
ここで確認しておくと、「ずっと派遣でいいや」とか「生涯派遣で働き続ける」という考えだとしたら、ちょっとヤバめと思ってください。派遣は人生を良くするための手段の一つ。そう捉えましょう。
派遣は人生の通過点
派遣は人生の通過点である。
そう考えているのなら全くやばくないです。派遣社員は短期的に働くならメリットが大きく、長期的に働くとデメリットが大きくなります。これは責任が軽くて時間が取れる一方で、安定感がなく待遇が悪いケースが多いからです。
項目 | 正社員 | 派遣 | フリー |
---|---|---|---|
責任 | ◯(重い) | ◎(軽い) | △(超重い) |
時間 | △(取りにくい) | ◯(取りやすい) | ◎(自由) |
安定 | ◯(高い) | △(低い) | ☆(自分次第) |
待遇 | ◯(良い) | △(悪い) | ☆(自分次第) |
正社員、派遣社員、フリーランス、すべての働き方を経験してわかったのは、派遣社員とフリーランスが似ているということ。特にエージェント経由で仕事を受けたり、企業と契約して働く、受注型のフリーランスとそっくりです。
決定的な違いは賃金
派遣社員はほぼ固定給で昇給もなし。また、派遣会社が30%ほど手数料を取っており、どれだけ頑張っても賃金は増えません。ところが、フリーランスはやればやっただけ賃金が上がります。ここが決定的な違いです。
派遣で働き続けるということは、年貢を収め続ける農民みたいなイメージです。雨の日も風の日も、汗水流して働いた賃金の30%が手数料で回収され、そこから税金やら保険料やらを納めて、ようやく自分の手元に入ってくるわけです。
そのため、派遣は人生の通過点であり、なるべく早く抜け出すことが重要になってきます。では、どうやったら派遣から抜け出せるのか、そこを詳しくみていきましょう。
派遣のメリットを活用
派遣のメリットを最大限に活用する。
- 責任が軽い
- 残業が少ない
- 人間関係が楽
- 辞めやすい
- 条件を選べる
ずばり、最低限のことだけやって、あとはサボればいいです。責任が軽いので、トラブルが起きてても優先的に帰れます。残業もほとんどなく、仕事以外の時間を確保しやすいのが最大のメリットです。
定時を過ぎたら即申告
自分が派遣で働いていたときは、完全に割り切っていたので、定時を1分でも過ぎたらリーダーに申告し、帰宅してました。また、5分以上は残業扱いになることも伝えていました。
このスタイルを貫くと、かなり白い目で見られますが、それでOKです。一番大切なのは、働きながら時間を確保すること。そして、その時間を自分のスキルアップに使い、なるべく早く派遣から抜け出すのです。
もちろん、指示された仕事は確実にこなします。ただ、それ以外のことは一切やりません。人間関係は波風を立てないくらいで平和に過ごし、深く関わらず一線を置きます。万が一、トラブったら、すぐ派遣会社に相談しましょう。
派遣でいい人はダメ
派遣でいい人はダメです。そもそも昇給しないし、成果報酬もないのだから、がんばる理由がありません。それに派遣会社に30%の年貢を収めていることを考えれば、面倒ごとは全て任せるくらいでお釣りがきます。
ここまでの内容をおさらいすると。
- 定時外の作業は絶対にしない
- 残業は断りなるべくやらない
- 指示された仕事は確実にやる
- 指示された仕事以外はスルー
- 人と距離を保ち平和に過ごす
全ては仕事以外の時間を確保するためです。そして、この時間を自分のスキルアップに使いましょう。ここで遊びを優先してしまったり、だらだら過ごしてしまうと、残念ながら派遣脱出が遠のきます。
ググれる人は優秀
本記事を読んでいただき、ありがとうございます。そして、この記事を読んでいるあなたは、とても優秀な人です。
現代のインターネット社会では、パソコンを使いこなせるだけで、いくらでも稼ぐ方法が見つかります。なので、わからないことや、知りたいことをググるのが、ものすご〜く大切なのです。
PDCAを回して成長できる
ググることができれば、Plan(仮説を立てる)→ Do(やってみる)→ Check(ふりかえる)→ Action(工夫してみる)で、少しずつ正しい道のりに起動修正できます。派遣から抜け出すのも一緒です。
30代で派遣社員の人も、これから派遣で働く人も、全くやばくないので安心してください。ただ、なるべく早く抜け出すことを意識しましょう。そのためには、自分のスキルアップに時間を使い、わからないことをググるのが大切です。
30代派遣から人生逆転を目指そう
30代派遣から人生逆転を目指そう。
先に記載した通り、派遣は短期的にはメリットが大きいものの、長期的にはデメリットが大きいです。そのため、なるべく早く派遣から抜け出して、自分の力で稼げるようになりましょう。
派遣からフリーランスになる方法
以下の流れになります。
- 専門選定 :何をやるか決める
- 知識習得 :本や動画から学ぶ
- スキルUP:実際にやってみる
- 自信が付く:小さく稼いでみる
- 継続する :稼げるようになる
フリーランスになるには、勉強してスキルを身に付け、稼ぐ力を手に入れる必要があります。これは誰にでもできるのですが、多くの人が避ける道のりです。
絶対条件は「時間の投資」
もっとも重要かつ絶対条件となるのは、時間の投資にコミットすることです。逆にこれさえ守れれば、誰でもほぼ確実に達成することができます。
自分は専門領域をアフィリエイトと決め、ずっと挑戦し続けた結果、4年ほどでそこそこ稼げるようになりました。かなり遅い方ですが、超凡人なのでご容赦ください。
おすすめの専門領域とは
ずばり、なんでもオッケーです。
強いて挙げるならデジタル系で、タクシーの運転技術を磨くより、プログラミングの技術を磨く方がGood。というのも、自動運転技術が発達したら、仕事そのものが無くなってしまうからです。
人気があるのはこのあたり。
- Webライター
- Webデザイナー
- Webサイト制作者
- YouTube編集者
- YouTuber
- ブロガー
- アフィリエイター
もっといっぱいあるので、気になる人はググってみてください。自分にはどれも無理だっー!と思うかもしれませんが大丈夫。なぜなら、ググれば全てやり方がわかるからです。
選ぶときのコツは、「面白そう」「楽しそう」「やってみたい」、このあたりの心の声に耳を傾けましょう。稼げるようになるまで時間がかかるので、楽しくないことを継続するのはキツイです。
お金を掛けずに学ぼう
まずは無料で学びましょう。
いきなり課金するのは危険です。というのも、稼ぎ方に関する情報には、怪しい高額商品がウヨウヨしているから。自分もメチャクチャ怪しいので、ブーメランなんですけどね…
基本はこの3つでオッケー。
- 本を1冊だけ読む
- Webサイトで学ぶ
- YouTubeで学ぶ
お金を掛けていいのは本だけ。WebサイトやYouTubeは、初めに発信者が信頼できそうかチェックしましょう。一番簡単かつ確実なのは、Twitterのフォロワー数や、ツイート内容をみることです。
あと基本的に「うまい話」「おいしい話」「ここだけの話」はないので、ご注意ください。ラクしたいという感情が働くと、必ずここに行き着きますが、成功への近道はありません。
基礎を学んだら実践へ
基礎学習を1〜3ヶ月くらいで終えたら、すぐに実践へ移りましょう。ここでウダウダしてると、せっかく学んだ知識を忘れていってしまうので、モッタイナイです。
案件探しは、クラウドソーシングを利用したり、フリーランス向けのエージェントを使います。メールやTwitterを通じて、営業をかけるスタイルも人気です。
成功の鍵は続けること
最後に「成功の鍵は継続」という話。
先に記載した通り、30代派遣からフリーランスになるには、時間の投資にコミットすることが絶対条件です。自分のケースだと、アフィリエイトでそこそこ稼げるようになるまで、4年掛かっています。
人生逆転を目指そう
実際にやるとわかるのは、毎日コツコツやる以外に、成功する方法はないということ。ただ、継続できるだけで、周りより一歩も二歩も先に行けるなら、頑張ってみる価値があると思いませんか。
派遣だからと見下してきた人たちをギャフンと言わせるチャンスです。一緒に人生逆転を目指しましょう。
以上、
30代の派遣社員がやばいかでした。
実際に30代で派遣デビューし、正社員・派遣社員・フリーランス、すべての働き方を経験して気づいたのは、派遣そのものはやばくなく、派遣でずっと働き続けようという考えがやばいということ。
30代派遣から人生逆転を目指すなら、派遣という手段を使って自分の時間を確保しつつ、スキルアップしていくことが大切です。毎日少しずつコツコツと、より良い人生になるよう、小さく行動していきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。