Written by Yasusu

【考察】SEは10年後になくなるのか?【生き残れるキャリアとは】

SYSTEM ENGINEER

将来が不安なSE「システムエンジニアは10年後になくなると聞いたけど、本当に将来性はないのだろうか。このままSEをやり続けて良いのかわからない。生き残れるキャリアがあったら知りたいな。」

SE歴10年の自分がお答えします。

このテーマで書こうと考えたのは、自身もシステムエンジニアとして10年働き、将来への大きな不安を感じたことがあるからです。SEがなくなるかは極論ですが、自分が生き残れるかは、冷静に分析しておきましょう。

目次

自身の経歴

「新卒で国内最大手SIer」→「システムエンジニア10年」→「ニート3年」→「派遣で末端SIer(2020年)」→「システムオペレーター5ヶ月」→「フリーランス」

SEのリアルをお届けします。(`・ω・´)ゞ

システムエンジニアは10年後になくなるのか?

結論から申し上げると、システムエンジニアは10年後になくなることはないでしょう。それはIT社会において、SEの果たす役割は大きく、なくてはならない存在だからです。

また、経済産業省の「IT人材需給に関する調査」によると、IT人材は2030年までに最大で79万人、中位予測でも45万人も不足すると言われています。

ただ、問題はここからです。

45万人の内訳をみると…

  • 先端型IT人材 → 27万人不足
  • 従来型IT人材 → 18万人不足

IT人材不足は従来型より先端型が多い。

キャリア変更率1%でみると…

  • 先端型IT人材 → 55万人不足
  • 従来型IT人材 → 10万人余剰

従来型IT人材から先端型IT人材へ、キャリア変更する人の割合が1%と仮定すると、先端型が55万人も不足するのに対し、従来型は10万人余ると予想されています。

生産性2.4%UPでみると…

  • 先端型IT人材 → 38万人不足
  • 従来型IT人材 → 22万人余剰

IT技術の進化により生産性が2.4%向上したと仮定すると、IT人材そのものの必要数が減少し、先端型が38万人不足するのに対し、従来型は22万人も余ると予想されています。

つまり、2030年までにIT人材は45万人不足(中位予測)するものの、実際には先端型IT人材が不足するのであって、従来型IT人材は余るとされているのです。

先端型と従来型の違いとは

先端型IT人材の定義は、AI、ビッグデータ、IoTなど、第4次産業革命に対応した、新しいビジネスの担い手です。これに当てはまらない場合、全て従来型IT人材となります。

第四次産業革命は、18世紀の最初の産業革命以降の4番目の主要な産業時代を指す。21世紀前半にも起こるとされ、それは物理、デジタル、生物圏の間の境界を曖昧にする技術の融合によって特徴づけられる。
by: ウィキペディア(Wikipedia)

ここまでの内容をまとめると…

  • 10年後もSEは活躍し続けている
  • 10年後に不足なのは先端型IT人材
  • 10年後に余剰なのは従来型IT人材

システムエンジニアが10年後も生き残るには!

SEが10年後も生き残るには先端ITです。

ということで、先端型IT人材とは何かを深掘りしつつ、システムエンジニアの職種にも焦点を当てて、10年後への生き残りについて考えていきましょう。

  • 先端型IT人材へのキャリア変更
  • システム開発からサービス利用
  • 管理者から技術者やコンサルへ

この3つの観点でみていきます。

先端型IT人材へのキャリア変更

重要度:★★★★★(確実に生き残れる)

システムエンジニアで10年後も生き残るなら、従来型IT人材から先端型IT人材へのキャリアチェンジが必須です。自分の専門領域や関わる仕事などを、速やかに先端IT領域に変えていく必要があります。

先端IT領域とは(参考)

  • AI(人工知能)
  • VR(仮想世界)
  • AR(拡張現実)
  • モノのインターネット(IoT)
  • ロボティクス
  • ブロックチェーン
  • ナノテクノロジー
  • バイオテクノロジー
  • 量子コンピュータ
  • 自動運転技術
  • 3Dプリンタ など

このあたりは本を1冊読むのがおすすめです。世界的に有名なのは「2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ」、先端IT領域について幅広く知ることができます。

システム開発からサービス利用

重要度:★★★☆☆(生き残りやすい)

システムエンジニアの10年後を考えた時に、クラウドサービス(SaaSなど)やノーコード(NoCode)の進化が大きく影響してきます。それは従来のシステム開発が縮小していくと考えられるからです。

  • システム開発 → 縮小
  • サービス利用 → 拡大
  • サービス提供 → 拡大

ITが整備された社会では、誰でも簡単にサービスを利用したり、サービスを作ることが可能になります。そして、SEに仕事をお願いするより、自分でやった方が早くて安い、そんな状態になるのです。

ECサイトが1日でつくれる

ECサイトを例にすると、ShopfyやBASEの登場により、1日で自前のショッピングサイトをつくれるようになりました。同じような進化があらゆるジャンルで進んでいくと考えられます。

システムエンジニアとして10年後も生き残るには、システム開発ができるより、ITサービスを利用して問題解決できること、もしくはITサービスつくって提供できることが重要になってきます。

管理者から技術者やコンサルへ

重要度:★★★★☆(生き残れる)

最後はシステムエンジニアのキャリアや職種の変更です。10年後の生き残りを考える上で、専門領域と同じくらい重要だと考えています。

よくあるSEのキャリアでみると…

  • プロジェクトマネージャ → 不安
  • ITスペシャリスト   → 安心
  • ITコンサルタント   → 安心

プロジェクトマネージャは、システム開発縮小の影響を受けて、需要が下がっていくでしょう。一方、ITスペシャリストは、各企業のIT部門で必要となり、アドバイザーとして関われるITコンサルタントも安泰となります。

システムエンジニアの10年後を考えると、従来通りの開発ができるプロジェクトマネージャより、ITサービスを駆使して経営課題を解決できる、実働のITスペシャリストと、提案のITコンサルタントに将来性があります。

ここまでの内容をおさらいすると…

  • 超重要 :先端型IT人材へのキャリア変更
  • 重要  :管理者から技術者やコンサルへ
  • やや重要:システム開発からサービス利用

システムエンジニアの10年後に向けた第一歩!

SEが10年後に向けて何をすべきか。

  • 先端ITについて勉強する
  • 先端IT関連の仕事をする
  • 先端IT系企業に転職する

かなりシンプルです。昨今はインターネットの普及により、情報格差が広まっています。日本ではほとんど人がインターネットを使えるため、その差は情報収集できるか否か、または学ぶ意思があるか否かです。

特にITを主戦場とするシステムエンジニアは、新しい技術を取り込めるかが大きな分かれ道になります。IT人材のレベルは日に日に高まっており、既に10年後の生き残りをかけた戦いが始まっていると言えるでしょう。

先端ITについて勉強するには…

  • ネットで情報収集する
  • 専門書や技術書を読む
  • 専門スクールで教わる
  • 先端技術に触れてみる

インターネットを活用できる人は、専門メディアや専門家をウォッチしつつ、情報をインプットするのが良いです。必要に応じて本を読んだり、スクールで体系的に学びながら、最後は自分で触れてみることが最大の学びになります。

先端ITのスクールならこの2社。

  • ヒューマンアカデミー:AI入門講座(人工知能)、はじめてのPython講座(機械学習)、IoTエンジニア総合講座など
  • TechAcademy:AIコース(人工知能)、Pythonコース(機械学習)、Unityコース(VR/AR/3Dゲーム)など

ビジネスとデータサイエンスを学んでDX人材を目指す「データミックス(datamix)」のデータサイエンティスト育成講座の無料体験から始めるのも良いでしょう。


以上、

システムエンジニアは10年後になくなるのかでした。SEは10年後も活躍し続けられるものの、従来型IT人材から先端型IT人材へのキャリアチェンジが必要となる見込みです。

先端IT領域をおさらいすると…

  • AI(人工知能)
  • VR(仮想世界)
  • AR(拡張現実)
  • モノのインターネット(IoT)
  • ロボティクス
  • ブロックチェーン
  • ナノテクノロジー
  • バイオテクノロジー
  • 量子コンピュータ
  • 自動運転技術
  • 3Dプリンタ など

詳しく知りたい人はこちらの一冊。

さらに歩みを進める人はこちら。

  • ヒューマンアカデミー:AI入門講座(人工知能)、はじめてのPython講座(機械学習)、IoTエンジニア総合講座など
  • TechAcademy:AIコース(人工知能)、Pythonコース(機械学習)、Unityコース(VR/AR/3Dゲーム)など
  • データミックス(datamix):データサイエンティスト育成講座(無料体験あり)

SIer以外も続々ランクイン