【徹底調査】ヤマトの見守りサービスってなに?【警備会社との違い】

ヤマトの見守りサービスについて
40代男性

高齢の親のためにヤマトの見守りサービスはどうだろうか。電球を交換するだけと聞いたけど本当かな。警備会社の見守りサービスとの違いも気になる。

こんな人向けの情報となります。

ヤマトの見守りサービスは、世界初のIoT電球「ハローライト」と、全国にドライバーと拠点をもつ「ヤマト宅急便」を組み合わせた、高齢者の見守りサービスです。

IoT(Internet of Things)とは、様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され(単に繋がるだけではなく、モノがインターネットのように繋がる)、情報交換することにより相互に制御する仕組みである。

ウィキペディア(Wikipedia)

見守りのイメージ

ヤマトの見守りサービス
出典:ヤマト運輸
  1. 高齢者宅の電球をハローライトに交換
  2. ハローライトがON/OFFを自動確認
  3. 24時間ON/OFFなしでメール通知
  4. 家族がサービスセンターに連絡する
  5. ヤマトスタッフが代理で駆けつける

ハローライトが24時間以内のON/OFFを確認し、異常があればメールで知らせてくれます。その後、親と連絡が取れなかったり、すぐに駆けつけられない場合、ヤマトさんが代理訪問してくれる流れです。

自身も高齢の親をもつ一人。2022年に両親が後期高齢者になったことをきっけかに、真剣に見守りサービスについて調べ始めました。

今回はヤマトの見守りサービスを徹底調査。その魅力やデメリットに迫ります。また、警備会社の見守りサービスとの違いについてもまとめてみました。

プロフィール
  • アラフォーの末っ子長男
  • 両親がどちらも後期高齢者
  • 30代後半から親孝行スタート
  • 妻と一緒に実家近くに引っ越し
  • 見守りサービスを徹底調査中
お役に立てれば幸いです!
目次

ヤマトの見守りサービスってなに?

IoT家電のセンサー × ヤマトの駆けつけ

ヤマトの見守りサービスは、異常時に検知できる「センサー型の見守り」と、緊急時に人が来てくれる「駆けつけ型の見守り」を組み合わせた、高齢者の見守りサービスです。

5つの魅力がこちら。

  • 初期費用0円で導入しやすい
  • 電球交換だけで工事不要
  • 全て込みで月額1,000円ほど
  • 駆けつけ料金がかからない
  • 遠方にいても安否確認できる

ヤマトも見守りサービスは、初期費用がかからず、設置工事も必要ないため、どんな家庭にも導入しやすいのが魅力です。

また、月額料金が1,078円(税込)と安く、ここにハローライトのレンタルや取り付け、異常時のメール通知、ヤマトスタッフの代理訪問まで含まれています。

やすす

駆けつけ料金がかからないのも凄いですね。警備会社の駆けつけだと1回数千円かかります。

ヤマトと警備会社の駆けつけの違い

  • ヤマト → 警備業務なし
  • 警備会社 → 警備業務あり

ヤマトさんの駆けつけは、家族が駆けつけられない代わりに訪問すること。警備業務は含まれないのでご注意ください。

公式ページにも以下の記載があります。

当社は警備業法に規定されている警備業務は一切行いません。

ざっくり説明すると、盗難・事故・出火などの発生、および被害の防止にあたるかの違いです。ヤマトさんは警備会社ではないため、訪問時に異常があるか、外からのチェックにとどまります。

異常があると判断した場合は、必要に応じて地域包括支援センターなど、地域の窓口に通報してくれますが、通報先が警察や救急でないところも警備会社との違いかもしれません。

地域包括支援センターは、地域の高齢者の総合相談、権利擁護や地域の支援体制づくり、介護予防の必要な援助などを行い、高齢者の保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的とし、地域包括ケア実現に向けた中核的な機関として市町村が設置しています。

地域包括支援センターについて|厚生労働省
やすす

ヤマトの見守りサービスは、簡易的な安否確認まで。防災や防犯までを考えるなら、警備会社の見守りサービスも検討しましょう。

ヤマトの見守りサービスの残念なところ

ヤマトの見守りサービスの残念なところは…

  • メールを確認し忘れると気づけない
  • ネコサポセンターが24時間ではない
  • 警察や救急への連絡に時間がかかる

個人的な観点で3つあげてみました。

ヤマトの見守りサービスは、異常をメールで知らせる仕組みのため、毎朝9:00〜10:00の間にメールが届いているか、確認できることが前提となります。

また、ネコサポサービスセンターは、24時間営業ではなく9:00〜18:00まで。代理訪問を利用する人は、特にメールを確認し忘れないよう注意しなければなりません。

やすす

自身はメールをみる習慣ないため、ヤマトの見守りサービスと相性が良くないかも。お知らせが届いても見落とす可能性大です…

見守りのタイムスケジュール

STEP
電球ON/OFFの確認

前日9:00〜当日8:59の電球ON/OFFを確認する。

STEP
メールでお知らせ

電球ONを確認できない場合、当日9:00〜10:00に事前設定した通知先にメールで知らせる。

STEP
ネコサポセンターに連絡する

メールを確認後、当日9:00〜18:00にネコサポセンターに連絡する。

メールの通知先は3つまで登録できます。複数のメールアドレスを登録したり、複数人のメールアドレスを登録したり、メールを見落とさないよう配慮できると安心です。

最大48時間近く気づけない

ヤマトの見守りサービスは、24時間以内の電球のON/OFFから異常を判断するため、最大48時間近く気づけないことがあります。

例えば以下のようなケースです。

  1. 1月1日の9:00に電球ON/OFF
  2. 1月1日の9:01に倒れる
  3. 1月2日の9:00〜10:00はメールなし
  4. 1月3日の9:00〜10:00にメール通知
  5. 1月3日にネコサポセンターに通報

駆けつけまで50時間以上かかるでしょう。

ヤマトの見守りサービスは、孤独死の早期発見には繋がるものの、命を守るという安全面ではやや不安です。緊急時の安全性を高めるなら、警備会社の見守りサービスを検討することをおすすめします。

ヤマトの見守りサービスの口コミ・評判

80代男性

もしも家でひとりで倒れて、誰にも気づかれなかったら?という不安がなくなりました。

40代女性

ひとり暮らしの母が家で倒れていたら?と想像すると不安で…ハローライト訪問プランを選びました。

50代男性

頻繁に電話すると嫌がるし、かといって連絡がないと心配。コレならちょうどよい距離感で見守れる。

やすす

電球交換だけの手軽さと月額1,000円程度のお手頃さが魅力です。

やすす

警備会社ほどガチガチでないのが良いところ。

https://twitter.com/tencivic/status/1518789195539509249
やすす

心温まります。

ヤマトの見守りサービスは、高齢の親とちょうどいい距離感を保ちつつ、ゆるく見守れるのがGood。メールチェックの習慣がある人なら、お金も手間もそれほどかけずに、安心を得ることができるでしょう。

ヤマトと警備会社の見守りサービスの比較

ヤマトと警備会社の見守りサービスを比べてみました。ここでは日本を代表する警備会社である、セコムさんとALSOKさんの見守りサービスと比較しております。

スクロールできます

ヤマト運輸

ALSOK

セコム
プランハローライト訪問プランゼロスタート親の見守り
基本料金1,078円2,970円4,840円
初期費用0円0円工事料:48,400円
保証金:20,000円
駆けつけ
(代理訪問)
0円0円0円
駆けつけ料金
(1時間)
0円3,300円0円 ※1
緊急通報
(携帯型)
154円0円
火災センサー385円0円
防犯センサー0円
空間センサー1,133円 ※20円
安否センサー0円 ※4627円 ※30円
合計金額1,078円5,269円4,840円
公式公式公式
上記は全て税込金額です
  1. 自宅のみ
  2. みまもり情報提供サービス
  3. ライフリズム監視サービス
  4. ハローライト

ヤマトの見守りサービスは、警備会社より導入しやすく、維持費用も安いのがメリットです。その一方で緊急時の対応には弱く、通報・検知・駆けつけのスピード感で劣るのがデメリットと言えます。

ハローライトの見守りは個人でもできる

緊急時に自ら駆けつける!という人は、AmazonストアでHellolight (ハローライト)を購入し、自分で設置することもできます。セットアップも簡単です。

ヤマトを利用するか、個人で見守るかは、代理訪問をお願いするかがポイント。遠方ですぐに駆けつけられない、仕事の都合でなかなか連絡できない、そんな人はヤマトの駆けつけがあると安心です。

ヤマトと個人でどちらが安いのか?

ハローライトの利用は、短期間(11ヶ月まで)ならヤマトが安く、長期間(12ヶ月以上)なら個人購入が安くなります。

ヤマト個人
月額料金1,078円165円
電球代0円10,780円
メール通知0円0円
代理訪問0円
上記は全て税込金額です

11ヶ月までの利用

ヤマトの利用料金は…

1,078円 × 11ヶ月 = 11,858円

個人の利用料金は…

10,780円 + 165円 × 11ヶ月 = 12,595

ヤマトの方が「737円」安くなる。

ヤマトは電球代が無料(レンタル)なので、利用期間が短ければ短いほど、個人利用より安くなります。

12ヶ月以降の利用

ヤマトの利用料金は…

1,078円 × 12ヶ月 = 12,936円

個人の利用料金は…

10,780円 + 165円 × 12ヶ月 = 12,760円

ヤマトの方が「176円」高くなる。

1年以上になると個人利用が安くなります。長期になるほど、ヤマト利用は高いです。

3年利用した場合

ヤマトの利用料金は…

1,078円 × 36ヶ月 = 38,808

個人の利用料金は…

10,780円 + 165円 × 36ヶ月 = 16,720円

ヤマトの方が「22,088円」高くなる。

参考までにハローライトには「本体+月額費用3年分」のセット販売があります。ただ、本体のみより安い!とか、長期割引がある!とかもなく定価です。

ハローライトの選び方まとめ

ヤマト
個人購入
  • 代理訪問が必要な人
  • お試ししたい人
  • 短期間で利用する人
  • 11ヶ月までが目安
  • 代理訪問が不要な人
  • 本格導入する人
  • 長期間で利用する人
  • 12ヶ月以上が目安

\ 世界初のIoT電球で見守り! /


以上、

ヤマトの見守りサービスのあれこれでした。

世界初のIoT電球「ハローライト」に注目しがちですが、最大のポイントは地域密着型のヤマトさんらしい「代理訪問」です。自分の代わりに駆けつけてくれる安心感があります。

初期費用0円、工事不要、月額1,000円程度の手軽さもGood。契約期間の縛りや、解約の違約金もないので、お試しで利用してみるのも良いでしょう。

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