ヤクルトに見守りサービスがあると聞いたけど、親の見守りに利用できる のだろうか。お届けだけでなく、安否確認までしてもらえるのかなぁ。
こんな人向けの情報です。
ヤクルトさんには「愛の訪問活動」と呼ばれる、高齢者の見守りサービスがあります。ヤクルトレディがお届けにあわせて、安否確認をしたり、話し相手になってくれるので、一人暮らしの親にぴったりです。
自身も40代を間近にして、高齢の親のことが気になり始めました。今はまだ元気でも将来的なことを考えると不安です。そこで今回はヤクルトの見守りサービスについて調べ、親のために利用したいかの視点でまとめてみました。
ヤクルトの見守りサービスってなに?
1972年から続く、愛の訪問活動
ヤクルトの見守りサービスは、高齢者宅にヤクルトを届けながら、安否確認をしたり、話し相手になったりと、生活状況を確認してくれる、訪問型の見守りサービスです。
- ヤクルトレディが手渡しでお届け
- 会話を通じて生活状況を確認する
- 家族や自治体に状況をメール通知
本サービスは「愛の訪問活動」と呼ばれ、自治体から要請を受けた、各地域のヤクルト販売会社が提供しています。全国に販売会社とヤクルトレディを抱えるヤクルトさんだからできる、地域密着型のサービスです。
ヤクルトの見守りサービスは、自治体経由で申し込んだ場合のみ利用できます。個人でヤクルトに申し込むと、対象外になるのでご注意ください。
- 自治体 → ヤクルトのお届け + 見守り
- 個人 → ヤクルトのお届け(見守りなし)
例えば、某自治体のサービスだと…
某自治体 | 個人 | |
---|---|---|
利用料 | 無料 | 983円 ※Yakult1000 |
お届け内容 | 7本 | 7本 |
お届け頻度 | 2週間に1回 | 1週間に1回 |
見守り | ◯ | ー |
利用制限 | 70歳以上 一人暮らし | 制限なし |
自治体経由の申し込みでは、お届けの頻度が毎週から隔週になるものの、無料で利用できるのが嬉しいです。ヤクルトの料金はもちろん、見守りサービスの料金もかかりません。ありがたく利用させていただきましょう。
心温まる公式ムービーがこちら。
愛の訪問活動は、1972年に一人のヤクルトレディが、担当地域で一人暮らしのお年寄りが孤独死したことを知り、自費で高齢者宅にヤクルトを届け始めたのがきっかけ。自治体や販売会社が共鳴し、50年続く愛のサービスに発展しました。
ヤクルトの見守りサービスは、自治体が提供する高齢者福祉のひとつ。自治体ごとに提供有無や、サービス内容が異なるものの、利用できるなら確実に使いたいサービスです♪
ヤクルトの見守りサービスの良いところ
ヤクルトの見守りサービスの良いところは…
- 安否確認ができる
- 会話の機会を得られる
- 同じ人が来てくれるので安心
- 自治体連携なので無料または格安
- 訪問時に異常があれば通報してくれる
訪問型の見守りサービスは、定期的に安否確認できるだけでなく、人と会って話せるのが魅力です。交流の機会があることで、認知症予防になったり、活力を得たりと、副次的なメリットにも期待できます。
また、いつも同じ人が来てくれるのも安心です。ヤクルトレディは、担当地域周辺に住む主婦が中心となっています。さらに自治体とも連携しており、無料または格安で利用可能。もはや言うことなしです。
高齢の親が心配という人は、まずはヤクルトの見守りサービスを検討してみてはいかがでしょうか。
問い合わせ先は「各自治体」です。役所のホームページや市報などで確認するか、電話で聞いてみると良いでしょう。
ヤクルトの見守りサービスの残念なところ
ヤクルトの見守りサービスの残念なところは…
- 訪問頻度は多くない
- 緊急時には対応できない
- 命を守れるサービスではない
ヤクルトのお届け&見守りは、1〜2週間に1回なので、緊急時には対応できません。大前提として、命を守れるサービスではないことを理解しておきましょう。
安全性の高さを重視するなら、警備会社の見守りサービスがおすすめです。センサー検知による見守りができ、異常時には駆けつけてくれるので、不測の事態にも備えられます。
ヤクルトの見守りと、警備会社の見守りは、それぞれメリットがあるため、必要に応じて併用すると安心です。
ヤクルトの見守りサービスがおすすめな人
ヤクルトの見守りサービスがおすすめな人は…
- 初めて見守りサービスを利用する
- 高齢の親が一人暮らしをしている
- 実家が遠方なので会いに行けない
この3つが挙げられます。
ヤクルトの見守りサービスは、全くと言っていいほどデメリットがなく、初めて見守りサービスを利用する人にぴったり。専用機器や設置工事なども必要なく、即時利用できるところもGoodです。
個人的な観点になりますが、親が一人暮らしになったら、迷わず申し込みます。自分が高齢者になったときも、利用したいと思えるサービスです。
ヤクルトレディが高齢者を助けた事例
ヤクルトレディが高齢者を助けた事例は、調べるとたくさん出てきます。最近、ニュースなどで大きく取り上げられたものだと…
ヤクルトレディが自室で衰弱していた一人暮らしの70代女性の人命救助に貢献したとして、千葉県佐倉署から感謝状が贈られました。他にも高齢者が熱中症で倒れてるところを発見し、自治体から感謝状を贈られた事例などもあります。
ヤクルトは地域の見守りにも貢献している
人も地球も健康に
ヤクルトグループは、「人も地球も健康に」をスローガンに掲げ、高齢者の見守りだけでなく、地域全体を見守る防犯協力活動も行っています。
- 高齢者の見守り → 自治体と連携
- 地域の見守り → 警察署と連携
ヤクルトをお届けする車両に防犯ステッカーを貼るなど、事故や犯罪の抑止に協力しています。
ヤクルトの見守りサービスの利用方法は2つ
ヤクルトの見守りサービスの利用方法です。
- 自治体経由で申し込む
- ふるさと納税で申し込む
ヤクルトさんの愛の訪問活動は、自治体が提供する高齢者福祉のひとつ。そのため、自治体経由で申し込むか、ふるさと納税での申し込みが必要です。
このあたりは自治体の財政状況で異なり、無料で提供しているところもあれば、ふるさと納税での提供や、サービスそのものがない自治体もあります。
ヤクルト経由での申し込みだと、見守りサービスが曖昧になるのでご注意ください。というのも、ヤクルトの公式ページには”見守り”の記載がないからです。ヤクルトレディのボランティアに近い状況と言えます。
以下、楽天ふるさと納税の利用者より。
高齢の母が1人で住んでおり、いつも気がかりだったので、ヤクルトさんの見守りをお願いしました。毎週のヤクルト配達時に、配達員さんから、母がどんな様子だったか、丁寧なメールが毎週届くのでとても安心できます。
他にもふるさとチョイスさんや、ふるなびさんなどで取り扱いがあります。各自治体でサービス内容(頻度、内容、見守り方法など)が異なるので、利用前によく確認しておきましょう。
以上、
ヤクルトの見守りサービスについてでした。
ポイントをおさらいすると…
- 自治体が提供する高齢者福祉
- 1〜2週間に1回のヤクルト手渡し
- 安否確認・話し相手になってくれる
- 家族や自治体に状況をメール通知
- 訪問時に異常があれば通報してくれる
ヤクルトの見守りサービスは、自治体と各地域のヤクルト販売会社が連携し、高齢者に提供している福祉サービスのひとつです。愛の訪問活動と呼ばれ、1972年から50年続いています。
個人的な感想は「親のためにぜひとも利用したい!」という結論になりました。全くと言っていいほどデメリットがなく、むしろヤクルトさんやヤクルトレディを応援したくなる、素晴らしいサービスです。
初めての見守りにイチオシ♪