新NISAで投資ブームが到来してます。
自身は旧NISAから積立投資を始め、新NISAもゴリゴリ運用していますが、いつも思うのは「もっと早くから始めていれば良かった」ということ。お金の知識のインプットは、1秒でも早い方がいいと実感しています。
本記事では自身ができなかった「新卒からの積立投資」をテーマに掲げ、新卒1年目からコツコツ積立投資をしたら、どのくらいでFIREが見えてくるのかを考察してみます。
会社員と積立投資の相性は良いです。毎月定額のお給料が入るので、そこから天引きすればOK。名著「バビロン大富豪の教え」では、収入の1割を推奨しています。
自身のケースで恐縮ですが、大企業サラリーマンで考えております。20代前半300万、20代後半500万、30代前半700万、30代後半900万、40代1200万で計算。ワタクシは10年で退職しちゃったけど、やっぱり待遇は良かったですね。
新卒から積立投資したら20代でFIREできる?
前提条件はこちら。
- 22〜25歳:平均年収300万
- 26〜29歳:平均年収500万
- 積立投資額:年収の1割
- 運用利回り:4%
これで考えると、20代前半の手取りは月20万ほどで投資月額は2万円、20代後半の手取りは35万ほどで投資月額は3.5万円になります。
新卒からバビロンの教えに従い、コツコツ積立投資をしていくと、30歳ではいくら貯まっているのでしょうか。
ずばり、約330万円です。
- 25歳時点 → 約80万円
- 30歳時点 → 約330万円
う〜ん、思ったより少なかった…。会社員が20代でFIREするには、相当な節約が必要だということがわかりますね。
バビロンの教えの2倍で考える
例えば、20代前半で月4万円、20代後半で月7万円の積立投資で考えると、その金額は2倍まで増えます。
- 25歳時点 → 約150万円
- 30歳時点 → 約650万円
結論としては、会社員が20代でFIREするのは極めて難しいと言えます。それこそ、お金を使わない仙人生活をしたり、副業を頑張って副収入を得たりが必須です。
新卒から積立投資したら30代でFIREできる?
ここからが本番でしょう。
(積立投資は福利パワーが凄い)
前提条件はこんな感じ。
- 30〜34歳:平均年収700万
- 35〜39歳:平均年収900万
- 積立投資額:年収の1割
- 運用利回り:4%
ケース①:20代の積立額「330万円」
ケース②:20代の積立額「650万円」
着実に増えてますが、FIREは見えてきません。やっぱり給与の1割では厳しく、2割以上の投資が必要な印象です。
仮に20代、30代を収入の2割投資で過ごすと、約2400万円貯まります。が、残念ながら会社員が30代でFIREするのも相当難しいと言えるでしょう。
新卒から積立投資したら40代でFIREできる?
はい、現実はそんなに甘くなったですね。
- 40〜49歳:平均年収1200万
- 積立投資額:年収の2割
- 運用利回り:4%
新卒から40代までずっと収入の2割投資を続けて、ようやくFIREが見えてくるという結論に至ります。
40代で月14万の積立投資を行うと…
いや〜、厳しいですね。会社員が給与所得だけでFIREするには、早くても50代になります。新卒から実に30年以上も会社員を続けてやっと…
以上、
新卒から積立投資してたらFIREするのかでした。
おさらいすると…
- 新卒から収入の2割投資でもFIREは50代
- 期間を縮めるには節約と副収入が必要
(。 ・ω・))フムフム
ワタクシのような凡人がFIREするのは非現実的である、そんな結論に至りました。
また、今回の考察で積立投資を始めるのは早ければ早い方が良いものの、そこまで切り詰める必要はないかなと感じました。
人生が有限であることを考えれば、50代でのFIREを目指すより、50代までの人生をどうやったら楽しめるかの方が遥かに重要です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。