GameFiを始めてみたいけど、よくわからないし不安だな。本当にゲームで稼げるのだろうか。
こんな人向けに書いてみました。
GameFiは「ゲーム」×「金融」の新しい領域で、ゲームで遊んで稼ぐことから、Play to Earnと呼ばれることもあります。本ジャンルでもっとも有名なゲームがAxie Infinityで、フィリピンでは家を買った猛者もいるそうです。
今までの常識ではあり得なかったことが、インターネットの進化と、仮想通貨(ブロックチェーン技術)の登場により、実現しつつあります。ゲームで遊びながら稼ぐ、ゲーム好きには堪らない世界です。
本記事のテーマは、自身が今もっとも知りたいことでもあります。勉強中の身であるため、内容に誤りがあったら、申し訳ございません。現在はMIR4をプレイ中で、GameFiで本当に稼げるのか実験中です。
GameFiとは!普通のゲームとの違いとは?
GameFiとは何なのか。
- ゲーム × 金融
- ゲームで遊んで稼ぐ
- ブロックチェーンゲーム
この3つはほぼ同義です。
GameFiはゲームに金融の仕組みを取り入れること。そして、ゲームで遊んで稼ぐことをPlay to earnと呼び、それを実現するのにブロックチェーン技術が使われているため、ブロックチェーンゲームとも呼ばれます。
普通のゲームとの違いは?
- ゲーム内の通貨を換金できる
- ゲーム内のアイテムを換金できる
- ゲーム参加にお金が掛かるモノもある
GameFiの仕組みが入っていると、ゲーム内で貯めた通貨や、手に入れたアイテムを換金できます。ただ、現金が口座に振り込まれるわけではなく、ゲームの仮想通貨が入手できるだけ。それに価値が生まれると、お金に変わるイメージです。
例えば、世界的に有名なGameFiの一つ、Axie Infinityで手に入るのは、AXSとSLPという2つの仮想通貨になります。これらの価値は2021年8月だと、AXSは1枚7,000円くらい、SLPは1枚15円くらいです。
2021年8月31日時点
仮想通貨 | 過去最高 | 過去最低 |
---|---|---|
AXS | 約9,147円 | 約14円 |
SLP | 約46円 | 約1円 |
また、ゲーム内のキャラクター、アイテム、土地などがNFTで管理されており、仮想通貨で取引可能です。Axie Marketplaceをみると相場感覚が掴めます。
なぜ価値があるのか?
これはビットコインに価値が生まれているのと同じで、そこにお金を投資する人がいるから。具体的にはブロックチェーン技術でつくられた、暗号資産に魅力を感じている人たちです。
GameFiの注意事項
GameFiの注意事項は、ゲーム仮想通貨の値動きが激しいことです。特に初期費用がかかる場合、それが本当に回収できるか、どのくらいの期間がかかるか、この見極めが重要になります。
また、有名なビットコインやイーサリアムとは異なり、マニアックな仮想通貨であるため、日本の取引所では扱っていません。そのため、ゲームの仮想通貨を稼いでも、それで生活するのは難しいです。
フィリピンで取引開始
ただ、フィリピンではAxie Infinityが爆発的な人気となっており、ゲームの仮想通貨SLPで取引可能なお店が出てきました。この先進的な動きに各国が続く可能もあります。
GameFiの始め方!出遅れると稼げない?
次にGameFiの始め方をみていきます。
- 遊ぶゲームを決める
- 遊び方を調べる
- 遊んでみる
他のゲームとほぼ同じです。
唯一、ゲームに対応した仮想通貨ウォレットが必要なので、遊び方を調べる必要があります。ただ、日本語情報が少なく、マニアックなゲームになるほど、英語情報ばかりです。
出遅れると稼ぎにくくなる
英語ができる人なら良いものの、自分のように英語が全然ダメな人は、日本語情報がないと不安です。ただ、GameFiは出遅れると稼ぎにくくなる傾向があり、情報が出てくるまで待っている猶予がありません。
GameFiはスタートが重要
GameFiはスタートダッシュが重要です。
- ゲームの先行者優位
- 投資の先行者優位
この2つの観点からGameFiはスタートが早いほど有利といえます。そして、スタートが遅くなるほど不利になり、場合によっては損するケースも出てくるため、始めるタイミングには注意です。
ゲームの先行者優位
GameFiでゲームの先行者優位が働くのは、一般的なゲームと同じで、掛けた時間やお金の多さが、そのままキャラクターの強さに繋がるからです。そして、キャラクターが強いほど、稼ぎやすくなります。
MMORPGをはじめ、オンラインゲームを遊んだことがある人は、ぴ〜んとくるはず。ゲームの開始が遅れると、それだけ初日勢とレベル差が生まれ、超えられない壁ができてしまいます。
投資の先行者優位
GameFiで投資の先行者優位が働くのは、ゲーム仮想通貨の値動きが、ゲームの人気で連動するからです。そのため、ゲームの人気が出てから参入しても、初期費用の割に稼げないという状況が起こります。
Axieを例にみていきましょう。
Axieでわかる出遅れの深刻さ
自身もAxie Infinityをやろうと、ゲームについて調べたところ、初期費用が20万前後かかるとわかり衝撃を受けました。結局、ゲーム参入を見送ったのですが、GameFiは投資の側面からもチェックが必要です。
- Axiはまだ人気が出る → 20万円は安い
- Axiはバブルで弾ける → 20万円は高い
過去最低の約14円は「2020年10月6日」、過去最高の約9,147円は「2021年8月21日」に記録しています。参入タイミングが異なるだけで、初期費用が約653倍も変わるのです。これはただのゲームではなく、投資と考えるべきでしょう。
GameFiを始めるなら?注目ゲーム5選!
最後にGameFiの注目ゲームをご紹介。
(個人的な趣味嗜好が入っております)
- Axie Infinity
- CryptoBlades
- MIR4
- Polkafantasy
- Guild of Guardians
特にMMORPGが好きです。
Axie Infinity
世界的に有名なGameFiといえば、Axie Infinity(アクシーインフィニティ)です。可愛らしいアクシー3匹でパーティを組み、ストーリーを進めたり、対戦したりして遊びます。
少々古いゲームですが、ドラクエのモンスターパレードみたいな感じです。YouTubeにも情報がたくさんあるので、気になる人はプレイ動画をみてみましょう。
仮想通貨(トークン)
- Axie Infinity(AXS)
- Smooth Love Potion(SLP)
CryptoBlades
CryptoBlades(クリプトブレイズ)も有名です。初期のリネージュのようなグラフィックで、やや古臭い感じがあるものの、Axieに負けず劣らずの人気GameFiとなっています。
ゲーム性はキャラと武器を選択し、対戦相手を選ぶと戦闘結果が表示されます。RPGというより、トレーディングカードゲームに近いかも。こちらもYouTubeでチェック可能です。
仮想通貨(トークン)
- CryptoBlades(SKILL)
MIR4
MIR4(ミルフォー)は、韓国のゲーム会社WEMADEが開発した、MMORPGになります。2021年8月26日にサービス開始した新しいゲームで、実際にプレイして稼げるか実験中です。
Axie InfinityやCryptoBladesとの違いは、無料(リスク0)で始められるところ。その分、稼げる保証はないものの、GameFiをお試しするなら、もっとも参入しやすいゲームの一つでしょう。
仮想通貨(トークン)
- DRACO
- WEMIX
Polkafantasy
Polkafantasy(ポルカファンタジー)は、2021年10月にサービス開始予定のGameFiです。日本のアニメ、漫画、ゲームなど、二次元文化をテーマにしています。ゲーム性は不明ですが、グラフィックは日本人にウケること間違いなし。
仮想通貨(トークン)
- Ethereum(ETH)
- Polkadot(DOT)
Guild of Guardians
Guild of Guardians(ギルドオブガーディアンズ)は、2022年1月にサービス開始予定のMMORPGです。iOSとAndroidでの配信を予定しており、MIR4に続く大型GameFiになるかもしれません。自分もスタートダッシュ予定。
仮想通貨(トークン)
- Guild of Guardians(GOG)
以上、
GameFiの始め方と注目ゲームについてでした。ゲームで遊びながら稼ぐ、そんな時代がくると考えたら、ワクワクしてきますね。今すぐ始めるなら初期費用なしか、安いゲームがおすすめです。
もうちょっと我慢できる人は、スタートダッシュに備えて、どのゲームで遊ぶか決めておくのがGood。ゲームの先行優位性と、投資の先行優位性を活かし、効率よく稼ぐのがポイントです。