Written by Yasusu

【元SE談】業務知識だけのシステムエンジニアは終了?【不安あり】

SYSTEM ENGINEER

業務SEの人「業務知識だけのシステムエンジニアは終わるって本当かな。上流SEで働き始めたものの、スキルが身に付いた気がしない。今の顧客や今の会社を離れたら、役立たずになりそうで怖いな。」

業務SE歴10年の自分がお答えします。

このタイトルで書いた理由は、自身が新卒で業務SEとなり、10年働き続けたものの、どうにも潰しの効かない、市場価値の高くない人材になっちゃったなという反省があるからです。

もし同じように業務SEとして働いていて、将来への漠然とした不安があるならば、その感覚は正しいでしょう。近年、ITエンジニアのレベルは急速に高まっており、業務知識だけで生き残るのは難しくなってきています。

目次

自身の経歴

「新卒で国内最大手SIer」→「システムエンジニア10年」→「ニート3年」→「派遣で末端SIer(2020年)」→「システムオペレーター5ヶ月」→「フリーランス」

SEのリアルをお届けします。(`・ω・´)ゞ

業務知識だけのシステムエンジニアは終了?

業務知識だけのSEは厳しいです。
(オワコンの可能性もあります)

そう言えるのは、自身がシステムエンジニアとして10年働き、業務知識はあるけど技術知識は乏しい、プログラミングは少し読めるけどコーディングできない、そんな人材になったため。もちろん、勉強してこなかった自身の責任です。

もう少し具体的にすると…

  • ちょっとITに詳しいサラリーマン
  • IT人材ぽい管理職・マネージャー
  • 技術知識なし・業界知識だけのSE

業務SEは担当顧客の業務に精通し、経営課題をシステムで解決する、ITコンサル寄りの人材になれると理想的です。ただ、目の前の仕事をこなし続けるだけだと、顧客とプログラマーに挟まれた、プロマネ寄りの中間管理職になります。

業務SEやプロマネは余るかも

経済産業省の「IT人材需給に関する調査」によると、IT人材は2030年までに最少で17万人、最多で79万人不足するとされています。その一方でIT人材には偏りがあり、業務SEやプロジェクトマネージャは余るかもしれません。

IPAのIT人材白書によると…
(2019年度の調査結果)
※IPA:独立行政法人情報処理推進機構

  • アプリ系技術者     → 約40%
  • プロジェクトマネージャ → 約20%
  • 運用系サービス技術者  → 約10%
  • インフラ系技術者    → 約10%
  • 先端技術者(AIなど) → 約1%

業務SEが60%を占めています。もちろん、システム開発の花形であり、一番人数が多いのは当然です。ただ、この割合で増え続けると、将来的に余剰となる可能性があり、余らなくても競争が激しくなることは間違いありません。

業務知識だけで生き残るのは至難です。

業務知識だけのSEは上流SIer就職あるある?

業務知識だけのSEは上流SIerあるある。

上流SIerのシステムエンジニアは、仕事でプログラミングやITスキルを使う機会が少なく、技術知識より業務知識に特化したSEになりがちです。自身もSE歴10年でコーディングしたことは一度もありません。

新卒で上流SIer就職の罠

新卒で上流SIerを目指すのは、年収や福利厚生が良いことを考えると当然でしょう。ただ、そこには泥臭い作業(主にプログラミング)を下請けに流す実態があり、業務SEというエンジニアっぽい管理職ができあがる罠が仕掛けられています。

上流SIerの業務SEをどうみるか。
自身はこの2つで葛藤しました。

  • 大企業で安泰の年収800万超え
  • 定年退職まで会社にしがみつく

30代の自分「年収800万のありがたい状況で働けているけど、定年退職まで会社にしがみつく人生になりそうだな。このままで良いのだろうか。」

この気持ちの根源にあるのは「社外で通用スキルがない」や「転職したら年収が下がる」という不安です。当時、勉強してスキルを身に付ける、その選択肢を持てなかったことを、海よりも深く反省しています。

業務SEが目指すべきキャリアはどこなのか?

業務SEが目指すべきキャリアは…

  • ITコンサルタント
  • プロジェクトマネージャ
  • フリーランス

上流SIerに就職して業務SEのキャリアを進めると、次のステップが「ITコンサルタント」か「プロジェクトマネージャ」になることが多いです。自身はフリーランスとなったため、3つのキャリアを考察してみます。

業務SEからITコンサル

社外でキャリアを進める人向け

業務SEから転職でキャリアを進める場合、ITコンサルを目指すケースが多いです。自身の周りでは、アクセンチュアやボスコンなど、外資系の大手コンサルファームに転職する人が多くいました。

業務SEからプロマネ

社内でキャリアを進める人向け

業務SEから昇進でキャリアを進める場合、プロマネを目指す人が多いです。結局のところ、SIerが求めているのは、優秀なプロジェクトマネージャ。狭き門ではあるものの、社内で頑張るならプロマネになります。

業務SEからフリーランス

個人でキャリアを進める人向け

業務SEに限らず、個人で生きるならフリーランスです。ただ、業務知識だけのシステムエンジニアは、個人で稼げません。自身はフリーランスで生活できるまで、4年ほど掛かりました。

そもそも畑違いの仕事をしてますが…

フリーランス案件は製造あり

フリーランスエンジニア向けの仕事は、ほぼ製造工程が入っています。そのため、自身がプログラミングスキルを身に付けるか、優秀なプログラマーと組まないと仕事ができません。ここに業務SEからフリーランスになる難しさがあります。

プログラミングができるなら、フリーランス大手の「Midworks」で案件を探してみるのもあり。一方でこれからスキルを身に付けるなら「SAMURAI ENGINEER」の無料体験とマンツーマンレッスンが始めやすいです。


以上、

業務知識だけのシステムエンジニアは終了なのかでした。業務SEとしてキャリアを進め、もし不安を感じているのなら、まずは自身の市場価値をチェックするところから、始めてみてはいかがでしょうか。

市場価値をチェックする人へ

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厳しい現実がわかったとしても、その気づきがスタート地点になります。因みに自身は副業収入0で辞めて、アフィリエイター兼ブロガーになりました。おそらく例外パターンです。

同じような例外パターンを知りたい人は「SEからのキャリアパス(実例)」もどうぞ。大手SIerの業務SEからキャリアを進めた3人を紹介しています。